2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アジアンスイーツめぐりinなんば。

過ぎゆく夏に、忘れられない思い出を作りたかったの…、 というのは真っ赤な嘘太郎。 単に、太りゆくお腹に目をつぶり、だらだらと甘いものを食べたかっただけ。 だって、いうじゃない。ダイエットはあしたから♪ こうやって毎度のことながら、自分をごまかし…

シネリーブル梅田で「おわらない物語 アビバの場合」

いくら主人公の名前がアビバだからって、 わざわざ邦題でアビバをつけるのはどうなんだろう。 確かに原題は〝PALINDROMES〟(回文)。これじゃわからない、というのは理解できる。 ならば、「終わらない物語」だけでも、十分意味は通じるだろう。 加藤茶の顔…

東野圭吾「容疑者Xの献身」

「探偵ガリレオ (文春文庫)」「予知夢 (文春文庫)」の 天才科学者、湯川博士と、大学の同期で文系の草薙刑事が活躍する長編ミステリー 著者本人が「今まで書いてきた作品の中でまちがいなくベスト5に入る」と語る作品。 オビは「運命の数式。命懸けの純愛が…

道頓堀は松竹角座で「奥さまは魔女」

子どものころ(といっても再放送だが)放送を楽しみにしていた、 エリザベス・モンゴメリー主演の名作テレビシリーズの映画化だ。 主演は、〝俺さま〟トムクルとお別れ後、ノリにノッてるニコール・キッドマン。 共演は、「サタデー・ナイト・ライブ」出身の…

梅田OS劇場で「ランド・オブ・ザ・デッド」

「ドーン・オブ・ザ・デッド」「28日後」「バイオハザード」などなど、 まことに華やかなりし、の近年のゾンビ映画なのだが、 そのカリスマ、ジョージ・A・ロメロ御大による真打ち登場、だ。 舞台はおなじみ人を喰うゾンビの大発生後の世界。 人々はゾン…

車を借りてドライブ♪ 和歌山マリーナシティに行ってみる。

http://www.marinacity.com/ 以前、仕事の関係で訪れたことがあるけど、いまいち印象は希薄。 ポルトヨーロッパ、黒潮市場、紀州黒潮温泉と、 どこも過剰な期待はできないけれど、スポットの数はそこそこ揃っている。 ポルトヨーロッパとか、かなりアブない…

島田雅彦「退廃姉妹」

レトロチックなオレンジ色の表紙。オビがないのも雰囲気でてる。 で、裏表紙にこう。 「進駐軍の兵士たちに身を投げ出す行動的な妹。 特攻帰りの男のすべてを受け入れる理知的な姉。 過酷な戦後を生きる美しき姉妹の愛と運命は? 戦後60年の日本人に島田雅…

アスネ・セイエルスタッド「カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語」

ノルウェーはオスロ在住の戦場ジャーナリストが、 アフガニスタンで書店を営む、ある家庭の物語を、 タリバンによる圧制の時代から、 米国による〝解放〟後まで詳細に再現した、ノンフィクションだ。 主人公は、家父長として君臨する書店主のスルタンと、そ…

朱川湊人「かたみ歌」

直木賞受賞後第一作。受賞作の「花まんま」同様、 昭和の時代への郷愁に、切なさとやるせなさの味つけが効いた作品集だ。 ただ、短編集「花まんま」の舞台は万博の時代の大阪だったが、 こちらは時代こそ同じ頃ながら、東京は下町、都電沿線の「アカシア商店…

「自由軒」名物カレーを初体験

仕事帰りに心斎橋でお買い物、そのままブラブラ歩いて帰るついでに、 まだ行ったことがなかった名物カレーライスの「自由軒」に足を踏み入れる。 あのカレールウを最初から混ぜて、生卵を載せたヤツ。 何度もテレビ、雑誌で見かけ、 大阪に越してきてから何…

乾くるみ「イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)」。

80’sのナンバーに彩られた、〝僕〟とマユの甘酸っぱい恋、 そして、そこに隠された、仰天の恋愛ミステリ。 読み終えてひとこと「やられた…」。 というのは、ちょっと見栄張って書いてしまった。 実は〝やられた〟にも関わらず、その瞬間が全然認識できな…

畠中恵「おまけのこ しゃばけシリーズ 4」。

虚弱体質の若だんなと、妖(あやし)の手代たちとともに難事件に挑む、 「しゃばけ」シリーズ・待望の最新作第4弾、だ。 前作「ねこのばば しゃばけシリーズ 3」から、もう1年以上経っていたとは、けっこう意外。 廻船問屋兼薬種問屋「長崎屋」の一粒種、…

H.F.セイント「透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)」「透明人間の告白〈下〉 (新潮文庫)」。

「本の雑誌」が選ぶ「30年間のベスト30」の1位。 ジョン・カーペンター監督、チェヴィー・チェイス主演で映画化された 「透明人間 [DVD]」(1992)はビデオで観た記憶こそあるが、 正直なところ、あまり強い印象は残っていない。 その影響もあって…

おくさま誕生日ディナーで、シェ・ワダ高麗橋本店。

http://www.c-chezwada.com/kouraibashi.html なんば高島屋の「シェ・ワダ・ブティック」は、 これまでも何度か行ったけど、本店はもちろん初めて。 以前は心斎橋にあったとか。 現在の高麗橋に移転して、3年ほどになるらしい。 築100年近いという、れん…

梅田ブルク7で「マダガスカル」

「ロボッツ」といい、夏休みとあって、こういう映画が続いてる… いや、好きは好きなんで、観るのは楽しいんだが、 公開カレンダーには超大作とアニメばかり、 という状況を目の当たりにすると、東京にいないことの悲哀をひしひしと感じる。 やっぱり、ミニシ…

山本幸久「はなうた日和」

「本の雑誌」最新号、北上次郎のイチ押し本。 下高井戸と三軒茶屋の間をつなぐ、 東京のローカル路線・東急世田谷線沿線を舞台にした、 さまざまな人間模様を、かすかにリンクさせながら描く連作集だ。 出てくる駅名は豪徳寺だったり、宮の坂だったり、世田…

乾くるみ「リピート」。

タイムトリップもののレビューをまとめているユキノさん絶賛の一冊。 http://time.diji.boy.jp/?eid=160944 オビはこんな感じ。 「限りなく本格ミステリに近い 〝思考実験の罠(センス・オブ・ワンダー)〟が読者を待ち受ける。」 で、「リプレイ」+「そし…

スティーヴン・ウォーカー「カウントダウン・ヒロシマ」

広島への原爆投下のカウントダウンを、多角的に再現したノンフィクション。 ニューメキシコ州での実験から、運命の日、1945年8月6日までを、 J・ロバート・オッペンハイマーら、ロスアラモス研究所の科学者たち、 ポール・ウォーフィールド・ティビッ…

浅生ハルミン「私は猫ストーカー」

id:nekonyaoさんのブログで見かけた、表紙がかわいい猫本。 http://d.hatena.ne.jp/nekonyao/20050803#p3 マガジンハウスの雑誌「relax」に連載された、 「あなたの知らない猫の世界」を加筆修正したもの、らしい。 著者はイラストレーターとあって、と…

三浦しをん「桃色トワイライト」

ボイルドエッグス・オンラインの週1エッセイをまとめた最新刊。 http://www.boiledeggs.com/ しかし、すごい表紙だな。 そりゃ、妄想が暴走する乙女によるエッセイとは了解している。 だが、〝桃色〟と〝トワイライト〟のタイトルに、 松苗あけみ画・真っピ…

三羽省吾「厭世フレーバー」

本日よりまたもナゴヤ… だから、題名に〝厭世〟の一語が入る本を選んだわけでもない。 単に前日、出先で読む本がなくなったため、緊急措置で買った本。 ちなみにオビの「俺がかわりに殺してやろうか」は、かなり内容にそぐわない。 JAROに訴え出てもいい…

コンプリート!

吉野家でやってる夏のキャンペーンに燃えてしまった。 http://www.yoshinoya-dc.com/brand/campaign.html ふだんはあんまり牛丼(豚丼)とか食べないんだが、 〝吉ブー夏コレ〟の吉ブーちゃん欲しさに、昼食夜食に食べまくる。 1食で1枚もらえるカードを4…

梅田・OS劇場で「ハービー/機械じかけのキューピッド」

この劇場来るのって、10年ぶりぐらいかも… たぶん、クリスチャン・スレーター&ケヴィン・ベーコンの「告発」以来。 当時は、スクリーンがけっこうきつめの曲面だった気がする。 にも関わらず、何だか画像のフォーカスが合ってない、という困った劇場だっ…

森井ユカ「スーパーマーケットマニア アジア編」

昨年8月に出た「スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編」に続く第2弾。 http://d.hatena.ne.jp/mike-cat/20040820 前回も書いたことの繰り返しになるんだが、 僕にとって、旅の最大の醍醐味は街歩き。 そしてその大きな柱となるのが、現地のスーパーめぐ…

伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (ノン・ノベル)」

id:juice78さんからお勧めいただいた1冊。 そういえば、光文社のノン・ノベルって、初めてかも。 どこかヘンなギャングたち=銀行強盗グループを主人公に、 その〝こだわりの〟強盗ぶりを、軽妙なタッチで描くクライム・コメディだ。 現金輸送車、ではロマ…

神戸・元町、熱狂のミッフィー祭り

神戸は旧居留地の大丸に 「50 years with miffy ミッフィー展」を観に行く。 http://www.asahi.com/event/miffy/ http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/kobe/index.html ちなみにここの大丸、僕は関西で一番好きなデパート。 建物のグレードといい、テ…

シネリーブル梅田で「チーム★アメリカ/ワールドポリス」

あの「サウスパーク」のトレイ・パーカー、マット・ストーンによる、 パペット・アクション・コメディ超大作だ。 映画ライター、町山智浩氏のブログで何度か取り上げられてたが、 いろいろと問題のありそうな、いわくつきの〝傑作〟だとか。 微妙な期待を抱…

ドン・ウィンズロウ「ウォータースライドをのぼれ (創元推理文庫)」

前作「高く孤独な道を行け (創元推理文庫)」から実に6年ぶりの刊行となる、 「ストリート・キッズ (創元推理文庫)」シリーズの第4弾。 6年も経ったら、基本の設定以外、全部が全部忘れてしまった。 主人公ニール・ケアリーは、ロードアイランドの銀行家イ…

デイヴィッド・プロッツ「ジーニアス・ファクトリー」。

サブタイトルは〝ノーベル賞受賞者精子バンクの「奇妙な物語」〟 トンでもないストーリーだと思いきや、のノンフィクション。 内容の面白さに加え、読みやすさもなかなかだ。 ノンフィクション独特の重たさもないし、自信を持ってお勧めできる一冊だ。 19…

なんば千日前・敷島シネポップで「ロボッツ」。

図らずも、ユアン・マクレガー(声の出演)映画が続く。 FOXアニメって、「アイスエイジ」はスルーしたので、 このブルースカイのレーベルの映画は、初めてかも知れない。 吹き替え版は観ない主義なので、字幕版。 声の出演のロビン・ウィリアムズ、のク…