2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

十三・第七藝術劇場で「バス174」。

東京より公開遅いので、気付かなかった…。 ブラジルを震撼させた、「バス174」事件の実際の映像をもとに、 事件の背景となる、ストリート・チルドレンや警察の腐敗など、 犯罪王国ブラジルの深層をえぐる、調査報道型のノンフィクションだ。 あの大傑作「…

なんば千日前・敷島シネポップで「宇宙戦争」

初日初回、ああミーハー… すごかった。ドキドキワクワクだ。 まず最初に、1933年のオリジナル版への想いを語るピーター・ジャクソン。 そして、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、ナオミ・ワッツ… 魅力のキャストが次々と登場する。そして、…

梅田ブルク7で「50回目のファースト・キス」。

原題の〝50 FIRST DATES〟の方が、 やっぱり内容的に正確だと思うけど、ま、よしとする。 相も変わらず、日本国内では冷たい扱いのアダム・サンドラー作品。 ちなみに、この劇場では2週間で終了。ま、公開しただけだけまし? 「ウェディング・シンガー [DVD…

こちらも怖い「危ない食卓」

フェリシティ・ローレンス「危ない食卓 スーパーマーケットはお好き?」。 こちらも、なまじっかのホラー小説よりずっと怖いノンフィクションだ。 食の現場にはびこる欺瞞、そして犯罪的な行為の数々… グローバリズムの弊害で、危険な兆候を示す〝食の現状〟…

シネリーブル梅田で「オープン・ウォーター」

ちょっとワーカホリック気味の夫婦、スーザンとダニエルは、 やっと取れた休暇を使って、カリブ海へのバカンスに向かう。 お目当ては、外洋上でのスキューバ・ダイビングだ。 グループ・ツアーのボートで沖合に出て、海中の景色を楽しむ二人。 お楽しみの時…

なんば千日前・敷島シネポップで「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」

前夜、というか未明というか…、先々行オールナイトに行ってきた。午前2時の上映にも関わらず、異様な雰囲気が漂う。 何か鼻息荒いヒトが多い。 シリーズへの想いとか語らせたら、ずっとしゃべってそうなヒトがたくさん。 いや、つくづくとんでもないイベン…

朱川湊人「都市伝説セピア」

「花まんま」がかなり気に入ったので、また読んでみる。 収録の「フクロウ男」が、オール讀物新人賞を獲っているらしい。 そいつは知らなんだ。 けっこう話題作だったのだろうな…、 でも当時はこのジャンル読まなかったしな…、 とどうでもいいことをうじうじ…

町田康「権現の踊り子」

きょうで沖縄とお別れ。 3日間、何もしてないように見えるが、そうでもない。 〝ほとんど〟何もしていない程度だ。 一応、沖縄料理も食べたしね。ということで無理矢理納得する。 しかし、いまに始まったことじゃないが、 国際通りの白痴観光地化ぶりは、年…

那覇・おもろまちはCINEMA Qで「ザ・リング2」

いや、自分でも、ホント沖縄まで来て何やってんの、 という感じなんだが、せっかく時間ができたもんで… で、映画。率直にいうと、あんまり怖くない。 で、正直に言ってしまうと、かなり印象希薄な作品だ。 日本版「リング」の中田秀夫がハリウッド・デビュー…

きょうはMusical Batonもいただきました♪

Musical Batonもいただきました♪ id:juice78さん、またまたどうも♪ こうやってまとめてみると、楽しいもんですね。ありがとうございます。 Total volume of music files on my computer(PCに入ってる音楽ファイルの容量) 23.4GB。 いや、家にあるCDの2/…

川島蓉子 「伊勢丹な人々」

きょうから沖縄。 蒸し暑い。モノレール便利。とりあえず、以上。 で、本は全然関係なく、 言わずと知れた〝欲望百貨店〟(by三浦しをん)伊勢丹のお話。 いわゆるビジネス書って嫌いだけど、 伊勢丹と聞いてだまってはいられない。 母親は3姉妹そろって…

いただきました。リーディング・バトン♪

juice78さん http://d.hatena.ne.jp/juice78/から、 リーディング・バトン(Reading Baton)というのをいただいた。 おもしろそうなんで、さっそく♪ ちなみに、ミュージカル・バトンもあるけど、 そちらは自宅のマックにデータがあるので後日… ●お気に入りの…

池永陽「コンビニ・ララバイ (集英社文庫)」

「本の雑誌」が選ぶ2002年度上半期ベスト1、待望の文庫化だ。 僕自身、書店で何度か手に取っては、 「そろそろ文庫になりそうだしな」と棚に戻し続けていた。 ハードカバーで買いもしないで、なんなんだが、期待はしていた。 ベタそうだけど、泣かせて…

町田康「告白」

思わせぶりな、白っぽい表紙。オビは 「人はなぜ人を殺すのか 河内音頭のスタンダードナンバー<河内十人斬り>をモチーフに、 町田康が永遠のテーマに迫る渾身の長編小説!」 なるほど、ぐぐぐっと迫ってくる。 迫ってくるけど、このオビの謳い文句は、 こ…

P・G・ウッドハウス「ジーヴズの事件簿 (P・G・ウッドハウス選集 1)」

国書刊行会の出してた「比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション)」が「どうも気になるなぁ」と、 思っていたところに、文藝春秋版が出て、思い悩む。どっちがいいの? 書店店頭にて逡巡を繰り返した挙げ句、解説を読んで判断する。 で、解説を読んで…

黒川博行「迅雷 (文春文庫)」

「国境 (講談社文庫)」以来、ちょっとクセになってる作家。 しかし「国境」以上の作品には、なかなかお逢いできない。 この作品も、まずまず面白かったけど、夢中になるような作品でもない。 そうそう傑作ばかり書けないとも思うが、やや不満も残る。 オビは…

アンドリュー・トッドハンター「タイユバンの優雅な食卓 (文春文庫)」

フランス、パリの3つ星レストラン「タイユバン」に アメリカのフードライター(エディターかも…)が、 見習いコック&ディナーとして飛び込んだ体験記だ。 シェフのフィリップ・ルジャンドル、そしてパティシエ (本ではペストリー・シェフ、とある)のジル…

朱川湊人「花まんま」

「本の雑誌」で北上次郎が高評価。 例によって、例のごとく鵜呑みにして読み始める。 オカルト要素を主題にした、6編による短編集。 といっても、おどろおどろしいホラーじゃなくて、 あくまでドラマの舞台設定として、 オカルト、というか超自然的要素が使…

町田康「浄土」

気になりつつ、読みにくそうで、手を出したことがない作家。 書評などを見ると、どうも「告白」ぐらいから、 一気にはじける気配を見せてるし、読んでみることにした。 スーパーナチュラルな要素の入った、純文学というか、ヘンなお話。 小説版「つげ義春」…

難波千日前、敷島シネポップで「フォーガットン」

初めて予告を観た時、スクリーンの端々から漂ってきた〝トンデモ〟臭。 幸か不幸か、その嗅覚が裏切られることはなかった。 宣伝コピーは〝「シックス・センス」以来の衝撃〟 http://www.rottentomatoes.com/m/forgotten/で、元ネタ発見。 "It struck me as …

そう悪くない〝トンデモ〟映画「フォーガットン」

宇治・三室戸寺の紫陽花が見頃開始との情報。

さっそく、午後から観に行く。 1万株を誇る紫陽花庭園は、壮観そのものだ。 生憎の曇り空とはなったが、それもまた一興。 ヘンに快晴よりも、紫陽花の季節だな、という感じがする。 ちなみにこのお寺、入り口でお支払いするのは〝入山料〟。 拝観料じゃない…

千日前国際劇場で「ミリオンダラー・ベイビー」

満を持して、だ。 朝起きてとても元気だっただけだが、ずっとこういう日を待っていた。 こういう重厚で、内容的にもヘビィそうな映画は、 万全の体調で観ないと、集中して細部まで観られないし、 第一、終わった後に打ちのめされてしまって、回復できなくな…

東野圭吾「毒笑小説 (集英社文庫)」

本日帰阪。 新横浜は、バルセロナ−横浜Fマリノス(だったかな?) の観客でごった返している。ううん、最悪… 先日の「怪笑小説 (集英社文庫)」の続編。 〝毒〟と銘打っているだけあって、というか、悪乗りがエスカレート、 さらに笑えるブラックユーモア短…

109シネマズみなとみらい横浜で「リチャード・ニクソン暗殺を企てた男」

長い劇場名に、長いタイトル… ショーン・ペン、ナオミ・ワッツの「21グラム」コンビに、 「ホテル・ルワンダ」の日本公開が待ち遠しいドン・チードル。 この出演陣だけでも、僕的にはもう必見、という感じ。 さらに製作は、 アルフォンソ・キュアロン(「…

海野弘「ホモセクシャルの世界史」

「スパイの世界史」「陰謀の世界史―コンスピラシー・エイジを読む」 の姉妹編、という扱いになるらしい。 オビがなかなかそそる。 「その時、禁じられた絆が歴史を動かした ギリシャ・ローマ時代から現代まで− 世界史の闇に隠されたホモセクシャル・コネクシ…

大沢在昌「闇先案内人〈上〉 (文春文庫)」「闇先案内人〈下〉 (文春文庫)」

第二十回日本冒険小説協会大賞(2001年作品)受賞作品。 前年も「 心では重すぎる」で受賞するなど、ノリにノってる頃の作品だ。 文春文庫ならハズレもなかろうと、いつも通りの理屈で手に取る。 主人公は「逃がし屋」の葛原。 ヤクザから、社会から、そして…

東野圭吾「怪笑小説 (集英社文庫)」

きょうは出先で、手持ちの本がなくなり、急遽購入。 先日の「黒笑小説」に連なるブラックユーモア短編集だ。 本気で悪ふざけした、いい感じの小説が詰まっている。 想像以上に難しいジャンルだと思うが、この作家はホント器用で多芸だと思う。 何編かハズレ…

垣根涼介「君たちに明日はない」

これぜエンタテイメント!の傑作「ワイルド・ソウル」は面白かったけど、 「リストラを題材にした作品っていうのはどうもなあ…」 と思っていたら、山本周五郎賞受賞だと。 むむむ、三浦しをん「私が語りはじめた彼は」を抑えての受賞、と聞くと、 ミーハーな…

山田詠美「風味絶佳」

この作家は「蝶々の纏足・風葬の教室 (新潮文庫)」とかの系統が好きだ。 「ベッドタイムアイズ」とか、あちらの方のイメージが強くて、 長い間敬遠していたのだが、知人の紹介で読んでみたら面白くて、 一時期けっこうはまった記憶がある。 この作品は、一目…