2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

有楽町は日劇で「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」

ウェブで初めて予告観た時は、期待値いきなり〝超高値〟だった。 重厚なモノクローム画面の中には、懐かしいデザインのメカたち。 ビジュアルだけでもしびれるのに、 キャストに名を連ねるのはジュード・ロウ、そしてアンジェリーナ・ジョリー。 グウィネス…

浅田次郎「霧笛荘夜話」

買ってみたら、サイン本だった。それも落款?付き。ご親切にどうも。 いや、浅田次郎の作品好きなんだけど、あのオジさんの顔思い浮かべると、 サインは別にいらないなぁ…。こんどからは、ちゃんと見て買おうっと。 暗い運河のほとりにある、陰鬱で奇妙な意…

角田光代、瀬尾まいこ、藤野千夜、椰月美智子、野中ともそ、島本理生、川上弘美著「Teen Age」

文字通り、ティーンエイジャーを描いたアンソロジーだ。 最近、流行り気味のアンソロジーだが、この本は、僕的にいって、かなりすごい。 藤野千夜、川上弘美、瀬尾まいこと、大好きな作家が3人、 角田光代、野中ともそと、けっこう好きな作家が2人。 7人…

恵比寿ガーデンシネマで「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」

〝MONSIEUR IBRAHIM ET FLEURS DU CORAN〟 美しい、ひたすら美しい映画に出会ってしまった。 観終わっても、 まぶたの奥には、しばらく映画のさまざまなシーンの残像が残り、 数々のBGM、そしてリズムは、頭の中をよぎる。 たとえばイントロダクションは…

宇江佐真理「憂き世店 松前藩士物語」

このところややご無沙汰だった時代もの、 力作「桜花を見た」でも舞台となった蝦夷松前の元藩士の妻を主人公とした、人情話だ。 オロシア襲来への対応をめぐり、梁川へ移封と小名降格の処分となった松前藩。 鷹部屋席の相田総八郎も士籍を削られ、江戸での浪…

ヴァージンシネマズ六本木で「SAW」

http://www.sawmovie.jp/ ちょっとご無沙汰してた映画。 話題はもちろん、衝撃のラスト、ってやつ。こういう事前情報があると、 見る時の楽しみが半減したりすることも多いけど、この映画は平気かな。 でも、ネタバレしないよう、ほとんどストーリーには触れ…

東中野の南インド料理「カレーリーフ

おとといの夜が、青山の「リヴァ デリ エトゥルスキ」、 http://www.ginori.co.jp/open/restrant/0203/body.html 昨夜が、銀座「ISOLA blu」と、 http://www.isola.st/blu/index.html 僕にしては珍しくイタリアンが続いたので、今夜はカレーにしてみた。 …

グループコロンブス編「おかしなお菓子大集合!」

先日、「これ、誰がデザインしたの?」で、地域限定お菓子のが読みたい、とかいってたら、 http://d.hatena.ne.jp/mike-cat/20041115 すでにもう本が出てたりした。調査不足。いやいや、申し訳ない、って誰にいってる? で、本題。すごいですよ、お客さん。ど…

瀬尾まいこ「幸福な食卓」

たてつづけに好きな作家さんの新作が出ちゃって、 リンダ困っちゃうんだが、それはそれで幸せなこって、って感じで。 というわけで幸福な嘱託じゃない、食卓なんだけど、 なかなかハードなお話だったりする。 ま、確かに「図書館の神様」も「天国はまだ遠く…

コンドウアキ「だららん日和―リラックマ生活〈2〉」

新宿でのお買い物ついでに、三越の上にできたジュンク堂をのぞく。 相も変わらず、こりもせず、何冊も本を買い込んでしまったのだが、 本棚に光り輝く一冊を発見! コンドウアキ「だららん日和―リラックマ生活〈2〉」だったりする。 ついでにこっちも購入「…

神楽坂のクレープリー「ル・ブルターニュ」

表参道にもある、ガレット=そば粉のクレープがいただけるお店だ。 http://www.le-bretagne.com/index.html これまではランチタイムとかしか行ったことないから、ディナーはお初。 お店到着が21時前だったのだが満席。 店先で待ってる人が、お店の主人(だ…

平安寿子「なんにもうまくいかないわ」

前作から、苦節9カ月… って、別に何をしていたわけじゃないんだけど。 藤野千夜、川上弘美と並ぶ3大フェイバリット作家さんのひとりだから、 新刊予告だけで、もう興奮状態になってしまった。 発売予定日の数日前から、ちょこちょこと書店店頭をのぞき、 …

大泉りか「ファック・ミー・テンダー」

この作家さんも、初めて聞く名前。 このタイトル。いや、ファック・ミーっていわれても。ああ、優しく、ね。 表紙の女のコは、中指立ててるし… よくわからないので、ちょっと検索してみた。サイト「フシダラな果実」はこちら http://home.att.ne.jp/apple/ri…

南木佳士「海へ (文春文庫)」

お初の作家だ。イメージすらわかない、まったくの白紙。 オビの「まったくの海だ」が目を引いた。 そして「心に闇を抱えた医師は、旧友に誘われるまま、 陽光あふれる海辺の町を訪ねる。五日間の休暇が彼にもたらしたものは−。」 何とはなしに気になったので…

渡部千春、『デザインの現場』編集部「これ、誰がデザインしたの?」

先々週の書評で見つけた、デザインものの写真本。 歯ブラシ、乾電池から、ヤクルト、カップヌードル、 そして百貨店の包装紙にプロ野球のユニフォーム、成田空港のピクトグラム… さまざまな暮らしのデザインの誕生秘話や、その変遷、バリエーションなどをま…

フレデリック・クレマン「アリスの不思議なお店」

〝MAGASin Zinzin〟 ou aux Merveilles d’Alysアリスの不思議なお店作者: フレデリック・クレマン,Fr´ed´eric Cl´ement,鈴村和成出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1997/11/07メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 141回この商品を含むブログ (37件) を…

加藤裕子「食べるアメリカ人」

もはや定説ともなっている、「アメリカのメシはまずい」を、 米国居住経験のある料理研究家の視点から、再検証したコラムだ。 「アメリカの料理がまずい理由」から始まり、 ホットドッグやハンバーガーなど、「アメリカンな」食べ物の考察、 食品に対する消…

小川内初枝「けもの道」

高級金魚として知られる、らんちゅうの写真のカバーが目を引いた。 で、タイトルが「けもの道」。何だかよくわからない。 オビには「どんどん子供に還ってやる。だって、それが気持ちいいんだから。」 不思議だな、なんて思って手に取ってみた。 本は中編2…

アニー・プルー「オールド・エース」

ようやく、読み終わった。約1週間、僕にしては異例の長さだ。 とはいっても、小説がつまらなかったからでは全然ない。 そこそこの ボリュームに、いろいろ多忙だったのが重なっただけ。 言い訳してどうなる、って感じだが、この小説の面白さをきちんと伝え…

高田馬場・ビルマ料理「Nagani」

髪を切った帰りに、高田馬場でビルマ料理「Nagani」に行く。 http://nagani.yamonna.com/index.html ミャンマーじゃなく、ビルマなには、もちろんこだわりがあるのだ。 ビルマといえば、たて琴、という感じなんだが、 国際情勢をちゃんと勉強しないう…

シネリーブル池袋で「オールド・ボーイ」

ことしのカンヌのグランプリ作品。 ちなみにパルム・ドールは「華氏9/11」だったりする。 「アクション」とか読まないので、知らなかったのだが、原作は日本のマンガだとか。 発想勝負のストーリーだから、韓国映画のパワーに感心する前に、 日本マンガ…

両国で「亀戸餃子」

前日は、渋谷のブラッセリーVIRONで、 http://allabout.co.jp/gourmet/bread/closeup/CU20030710/ 野ウサギやアイナメ、舞豚などをいただいたので、今夜はB級グルメで決めにいく。 千葉方面から戻ることもあって、気持ちはもう、亀戸餃子一本だった。 …

日曜書評、気になった本

現在アニー・プルー「オールド・エース」に夢中、になりつつも、 脳細胞が活字渇望モードに入っていないので、進行はやや遅め。 でも、それに構わず、日曜のお楽しみ、書評欄をのぞく。 きょうは定番の朝日と日経。 もちろん、目的は朝日・三浦しをんと、日…

荻原浩の新刊「明日の記憶」

前作「僕たちの戦争」から二カ月ちょっと。 けっこうハイピッチな刊行ペースだ。ノッてるというコトなんだろう。 50歳を迎えた中堅広告会社の広告部長、佐伯。 ひとり娘の結婚を翌年に控えた、花嫁の父でもある。 きっかけは、ある日の制作会議。ディカプ…

代官山「カフェ ミケランジェロ」ほか

きょうは休日。個人的な大イベントを2つこなす。 それはそれでけっこうな一日だったのだが、なぜかその合間をぬって、 食べ歩きの一日にしてしまう。 食いしんぼは、これだからいけない…。 まずは反省を込めて、書き記すことにしてみた。 待ち合わせはお昼…

ナサニエル・ホーソーン/エドゥアルド・ベルティ「ウェイクフィールド / ウェイクフィールドの妻」

魔球ナックルを操る米大リーグの投手の苦闘と、その妻の献身を描いた感動作。 って、とりあえずお約束のボケかましてみました。野球興味ない方、すみません。 そのティム・ウェイクフィールドとは全然関係ないので、野球ファンの方もあしからず。 オビがすん…

品川「DEAN & DELUCA」

ひさびさ寄ってみると、すこしレイアウトが変わってた。 高輪口から、港南口に向かって長い通路を渡り、アトレにたどり着く。 ガラスの自動ドアから、店舗をのぞくとパーッとお花が並んでた。 花屋さんの店先っぽい、立体的なレイアウト。 以前はこの場所、…

アルフレッド・ベスター「願い星、叶い星 (奇想コレクション)」

大好きな奇想コレクションの第5回配本。 SF読者としては落ちこぼれな僕も、この短編集の企画は魅力的だった。 それも最初がダン・シモンズとあっては、もうノータイムで購入、 その後の3冊いずれも、本屋に並ぶと同時に購入していた。 シオドア・スター…