2004-01-01から1年間の記事一覧

ベスト映画2004!

というわけで、ことしのマイベスト、映画編。 いま、映画日記のデータベースで観たら115本。 昨年比だいたい20本ほどダウン。 ううん、目安にしてる、一カ月10本を下回ってしまった。 やっぱり11月以降は多忙で観るペースがた落ちだったからな…。 …

梅田ガーデンシネマで「バッドサンタ」

以前から楽しみな映画だった。 何といっても、あの名作「ゴーストワールド」の監督、テリー・ズワイゴフ作品。 オープニングだけでシビれさせられた、あの独特のセンスを、 また味わえるかと思うと、それだけでもう、楽しみでならないのに、 制作総指揮は、…

梅田ブルク7で「Mr.インクレディブル」

というわけで、ようやく観てきた 大阪に引っ越し後、記念すべき初映画。 家の近所でもやってるんだが、道頓堀の劇場はちょっと…。 この映画も初めて予告観ただけで、シビれた作品だった。 スーパーヒーローの救助活動すら訴訟の対象になる、世知辛い世の中。…

ベスト本2004!

昨日の日記で宣言した、ことしのマイベスト選び♪ まずは本に限ってやってみることにした。 一応、手帳に読んだ本の書名、作者、評価だけ書き付けてるんだが、 数えてみるとことしの合計は277冊。 1月とか35冊とか読んでるが、11月以降は一気にペース…

川上弘美「あるようなないような (中公文庫)」と森奈津子「ゲイシャ笑奴」。

ゲイシャ笑奴作者: 森奈津子出版社/メーカー: ぶんか社発売日: 2004/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見る森奈津子は「からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション)」なんかと同じ、 〝ゲイ&SMっぽいの好き〟なポルノ…

ようやくの日記再開

約2週間ぶりの日記更新。 引っ越しの後片付けがどうにも終わらない。 いつまでたっても買い足さなければいけないモノがあるし、 段ボール箱はいつまでたってもなくならない。 いや、毎度毎度のことだけど、段ボール箱開けて、 並べ直したりするのがめんどく…

東野圭吾「さまよう刃」

引っ越しって、やっぱり大変だ。 この12、3年で7度目の引っ越しとなるのだが、相変わらず、 だらだら準備、駆け込み始末を繰り返している。 特に今回は新婚生活スタートと転勤が重なったので、 いろんなモノを捨てたり、いろんなモノを買ったりの毎日。 …

ダグラス・ケネディ「売り込み (新潮文庫)」

最新〝悪夢〟もの。 引っ越し準備などなどで、どうにも時間が取れない中、ようやく読了。 面白かったんだけどね、疲れててなかなか読み進まなかった感じ。 特にジェットコースターが一気に落下するような後半は、 疲れてる時にはけっこう体に応えるかも。 冴…

リッツ・カールトン&黒門市場

早起きして、ガツンと朝ごはん食べると、一日快調だ。ふだん食べないけど。 それが、素敵なホテルの朝食ビュッフェだったりすると、もう人生バラ色、みたいな。 というわけで、リッツのご朝食ビュッフェに燃えた。それも本気で。 野菜の品ぞろえが少なかった…

リッツ・カールトンホテル

12月半ばの大阪転勤が決まり、慌ただしい毎日が続く。 本も映画も、このところペースは停滞中。困ったもんだ。 で、きょうから、大阪で住む家を探すべく、一泊旅行。 朝イチ(では全然ないが、主観的には朝イチ)の新幹線で、一路大阪へ。 しかし、前夜の…

雁屋哲, 花咲アキラ著「美味しんぼ (90)」

90巻にも関わらず、相変わらず買ってますことよ。 飽きもせず、っていうか飽きてるけどまさに惰性かも。 「こち亀」買うのをやめられないヒトの気持ちがわかる。 同じような題材、同じような登場人物、同じようなストーリー展開、 そして、延々と繰り返さ…

桐野夏生「I'm sorry,mama.」

ひとことでいうと、後味の悪い小説だ。 主役は、親を持たずに娼館で虐待され、 戸籍もないまま育てられた松島アイ子。 悪意の中で育ったアイ子は、 子どものころから誰も信用せず、 逆に他人を食い物にして生きるようになる。 そして、かつて虐げられた恨み…

有楽町は日劇で「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」

ウェブで初めて予告観た時は、期待値いきなり〝超高値〟だった。 重厚なモノクローム画面の中には、懐かしいデザインのメカたち。 ビジュアルだけでもしびれるのに、 キャストに名を連ねるのはジュード・ロウ、そしてアンジェリーナ・ジョリー。 グウィネス…

浅田次郎「霧笛荘夜話」

買ってみたら、サイン本だった。それも落款?付き。ご親切にどうも。 いや、浅田次郎の作品好きなんだけど、あのオジさんの顔思い浮かべると、 サインは別にいらないなぁ…。こんどからは、ちゃんと見て買おうっと。 暗い運河のほとりにある、陰鬱で奇妙な意…

角田光代、瀬尾まいこ、藤野千夜、椰月美智子、野中ともそ、島本理生、川上弘美著「Teen Age」

文字通り、ティーンエイジャーを描いたアンソロジーだ。 最近、流行り気味のアンソロジーだが、この本は、僕的にいって、かなりすごい。 藤野千夜、川上弘美、瀬尾まいこと、大好きな作家が3人、 角田光代、野中ともそと、けっこう好きな作家が2人。 7人…

恵比寿ガーデンシネマで「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」

〝MONSIEUR IBRAHIM ET FLEURS DU CORAN〟 美しい、ひたすら美しい映画に出会ってしまった。 観終わっても、 まぶたの奥には、しばらく映画のさまざまなシーンの残像が残り、 数々のBGM、そしてリズムは、頭の中をよぎる。 たとえばイントロダクションは…

宇江佐真理「憂き世店 松前藩士物語」

このところややご無沙汰だった時代もの、 力作「桜花を見た」でも舞台となった蝦夷松前の元藩士の妻を主人公とした、人情話だ。 オロシア襲来への対応をめぐり、梁川へ移封と小名降格の処分となった松前藩。 鷹部屋席の相田総八郎も士籍を削られ、江戸での浪…

ヴァージンシネマズ六本木で「SAW」

http://www.sawmovie.jp/ ちょっとご無沙汰してた映画。 話題はもちろん、衝撃のラスト、ってやつ。こういう事前情報があると、 見る時の楽しみが半減したりすることも多いけど、この映画は平気かな。 でも、ネタバレしないよう、ほとんどストーリーには触れ…

東中野の南インド料理「カレーリーフ

おとといの夜が、青山の「リヴァ デリ エトゥルスキ」、 http://www.ginori.co.jp/open/restrant/0203/body.html 昨夜が、銀座「ISOLA blu」と、 http://www.isola.st/blu/index.html 僕にしては珍しくイタリアンが続いたので、今夜はカレーにしてみた。 …

グループコロンブス編「おかしなお菓子大集合!」

先日、「これ、誰がデザインしたの?」で、地域限定お菓子のが読みたい、とかいってたら、 http://d.hatena.ne.jp/mike-cat/20041115 すでにもう本が出てたりした。調査不足。いやいや、申し訳ない、って誰にいってる? で、本題。すごいですよ、お客さん。ど…

瀬尾まいこ「幸福な食卓」

たてつづけに好きな作家さんの新作が出ちゃって、 リンダ困っちゃうんだが、それはそれで幸せなこって、って感じで。 というわけで幸福な嘱託じゃない、食卓なんだけど、 なかなかハードなお話だったりする。 ま、確かに「図書館の神様」も「天国はまだ遠く…

コンドウアキ「だららん日和―リラックマ生活〈2〉」

新宿でのお買い物ついでに、三越の上にできたジュンク堂をのぞく。 相も変わらず、こりもせず、何冊も本を買い込んでしまったのだが、 本棚に光り輝く一冊を発見! コンドウアキ「だららん日和―リラックマ生活〈2〉」だったりする。 ついでにこっちも購入「…

神楽坂のクレープリー「ル・ブルターニュ」

表参道にもある、ガレット=そば粉のクレープがいただけるお店だ。 http://www.le-bretagne.com/index.html これまではランチタイムとかしか行ったことないから、ディナーはお初。 お店到着が21時前だったのだが満席。 店先で待ってる人が、お店の主人(だ…

平安寿子「なんにもうまくいかないわ」

前作から、苦節9カ月… って、別に何をしていたわけじゃないんだけど。 藤野千夜、川上弘美と並ぶ3大フェイバリット作家さんのひとりだから、 新刊予告だけで、もう興奮状態になってしまった。 発売予定日の数日前から、ちょこちょこと書店店頭をのぞき、 …

大泉りか「ファック・ミー・テンダー」

この作家さんも、初めて聞く名前。 このタイトル。いや、ファック・ミーっていわれても。ああ、優しく、ね。 表紙の女のコは、中指立ててるし… よくわからないので、ちょっと検索してみた。サイト「フシダラな果実」はこちら http://home.att.ne.jp/apple/ri…

南木佳士「海へ (文春文庫)」

お初の作家だ。イメージすらわかない、まったくの白紙。 オビの「まったくの海だ」が目を引いた。 そして「心に闇を抱えた医師は、旧友に誘われるまま、 陽光あふれる海辺の町を訪ねる。五日間の休暇が彼にもたらしたものは−。」 何とはなしに気になったので…

渡部千春、『デザインの現場』編集部「これ、誰がデザインしたの?」

先々週の書評で見つけた、デザインものの写真本。 歯ブラシ、乾電池から、ヤクルト、カップヌードル、 そして百貨店の包装紙にプロ野球のユニフォーム、成田空港のピクトグラム… さまざまな暮らしのデザインの誕生秘話や、その変遷、バリエーションなどをま…

フレデリック・クレマン「アリスの不思議なお店」

〝MAGASin Zinzin〟 ou aux Merveilles d’Alysアリスの不思議なお店作者: フレデリック・クレマン,Fr´ed´eric Cl´ement,鈴村和成出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1997/11/07メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 141回この商品を含むブログ (37件) を…

加藤裕子「食べるアメリカ人」

もはや定説ともなっている、「アメリカのメシはまずい」を、 米国居住経験のある料理研究家の視点から、再検証したコラムだ。 「アメリカの料理がまずい理由」から始まり、 ホットドッグやハンバーガーなど、「アメリカンな」食べ物の考察、 食品に対する消…

小川内初枝「けもの道」

高級金魚として知られる、らんちゅうの写真のカバーが目を引いた。 で、タイトルが「けもの道」。何だかよくわからない。 オビには「どんどん子供に還ってやる。だって、それが気持ちいいんだから。」 不思議だな、なんて思って手に取ってみた。 本は中編2…