2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

TOHOシネマズなんばで「ブレイブ・ワン」

〝許せますか、彼女の“選択”〟 「告発の行方」に「羊たちの沈黙」、 「フライトプラン」などで、論議を呼び起こしたジョディ・フォスターが、 復讐をテーマに、またも論議を呼ぶ作品を生み出した。 婚約者を奪われ、復讐の処刑人と化した女性を、 社会派的な…

なんばパークスシネマで「自虐の詩」

〝伝説の4コマ漫画映画化! 笑いあり、涙ありの怒涛のエンターテインメント!〟 80年代の連載当時「泣ける4コマ」として名を馳せた、 豪田良家の名作「自虐の詩」がついに映画化。 ヤクザな男との不幸な関係にしがみつく幸江役に、 「電車男」、「嫌われ…

Bunkamuraル・シネマで「タロットカード殺人事件」

〝恋の行方も、犯人も、 タロットカードだけが知っている…。〟 あのウディ・アレンが、「マッチポイント」に続き、 スカーレット・ヨハンソンをミューズに据え、ロンドンを舞台に描く、 意外に骨太なミステリーと、軽妙さが光るクライム・コメディ。 「X−M…

TOHOシネマズ六本木ヒルズで「ゾンビーノ」

〝僕のはじめての友達はゾンビだった…〟 世界中の映画祭で話題沸騰、という ハートフルなゾンビ映画、という驚きの設定が光る、 カナダ発の異色のブラック・コメディの登場だ。 監督は、新鋭のアンドリュー・カリー。 出演は「マトリックス」「メメント」の…

TOHOシネマズなんばで「ヘアスプレー」

〝ハマる!ハジケる!ハチキレる!?〟 「I love ペッカー 」、「セシルB/ザ・シネマ・ウォーズ」のカルト監督、 ジョン・ウォーターズの名作「ヘアスプレー」がブロードウェイを経由して、ミュージカルとしてリメイクされた。 まさかの女装で度肝を…

TOHOシネマズなんばで「グッド・シェパード」

〝いくつ愛を失くせば、この国を守れるのか〟 世界に名だたる米中央情報局、CIAの黎明期と、 その職務に引き裂かれたいくつもの愛を描く、壮大なドラマ。 名優ロバート・デ・ニーロが、「ブロンクス物語/愛につつまれた街」以来、 13年ぶりにメガホン…

敷島シネポップで「キングダム/見えざる敵」

〝<9.11>──あの日以降、 今も続く見えない敵との終わらない戦い 最も危険な領域にFBIスペシャリストが潜入する〟 親米と嫌米が入り交じる中東サウジアラビアを舞台に、 米国人を狙ったテロの犯人をFBI捜査官が追う― 主演は「Ray/レイ」、「ドリーム…

なんばパークスシネマで「インベージョン」

?ある朝突然、あなたの家族が、別人になっている。 眠っちゃダメ。 家に帰っちゃダメ。 必ず助けるから。──ママより? 夫が、妻が、ある日突然別人に入れ替わる、 想像を絶する恐怖を描いた、ジャック・フィニイの名作、「盗まれた街」、4度目の映画化となる…

TOHOシネマズなんばで「パーフェクトストレンジャー」

?ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対わからない──。? ハリー・ベリー×ブルース・ウィリスによるサスペンス。 幼馴染みの死を調査するスクープ記者が、 実業界の大物を相手に、危険な騙し合いを演じる。 監督は「コンフィデンス」のジェームズ・フォーリー。 …

なんばパークスシネマで「パンズラビリンス」

〝だから少女は幻想の国で、 永遠の幸せを探した。〟 「ヘルボーイ」、「ミミック」の ギレルモ・デル・トロ監督最新作。 アカデミー賞では外国語映画賞、脚本賞など6部門でノミネート、 内戦下のスペインを舞台に、ダークな世界観を作りあげ、 撮影賞、美…

機内映画で「ライセンス・トゥ・ウェディング」

〝First comes love--then came revereend Frank〟 機内映画2本目も、結婚を目前に控えたカップルが、 結婚の許可をもらいに、変人牧師のもとを訪ねる、 という設定の、これまた微妙な感じのコメディ。 牧師には「ミセス・ダウト」、「パッチ・アダムス」の…

機内映画で〝WILD HOGS〟(「団塊ボーイズ」)

帰国便が運よくビジネスにアップグレード。 喜びついでに、画面もすこし大きくなったので、 機内映画も見てしまおうと、まずは、 日本公開が何となくあやしげなこの1本をチョイス。 〝FOUR GUYS FROM THE SUBURBS HIT THE ROAD…AND THE ROAD HIT BACK〟 す…

アナハイム・ダックス−デトロイト・レッドウイングズ@ホンダ・センター

3週間の出張も、ようやく仕事は終了。 たった一日のオフ(いままでもヒマはあったが…)を利用し、 アイスホッケー、NHLの観戦としゃれ込む。 日程的な問題で、観に行くのはダックス−レッドウイングズ。 もちろん、こちらも実に4年ぶり。 ディズニー資本…

森見登美彦「太陽の塔 (新潮文庫)」

〝日本ファンタジーノベル大賞受賞作〟 「夜は短し歩けよ乙女」の森見登美彦デビュー作。 〝失恋を経験したすべての男たちと これから失恋する予定の人に捧ぐ〟 〝何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。 なぜなら、私が間違っているはずがないからだ…

恩田陸「まひるの月を追いかけて (文春文庫)」

?祝・山本周五郎賞受賞? 「中庭の出来事」で、同賞を手にした作者の、03年作品。 ?恩田ワールド全開の傑作ミステリー? 古の都、奈良を舞台に展開する、探求の旅。 ?失踪した男を捜しに、奈良への旅が始まった――。? 異母兄の研吾が奈良で消息を絶った。 そ…

シャーリイ・ジャクスン「ずっとお城で暮らしてる (創元推理文庫)」

〝皆が死んだこのお城で、あたしたちはとっても幸せ。〟 じわじわと、しかし強烈ににじみ出る悪意― 「くじ (異色作家短篇集)」の作者が送る、異色ホラー。 〝すべての善人に読まれるべき、 本の形をした怪物である。――桜庭一樹〟 ざらりとした舌触り、そして…

Cinémas Palme D'Or at Palm Desertで〝KING OF CALIFORNIA〟(「カリフォルニア・トレジャー」)

"YOU'VE GOT TO BELIEVE IN TREASURE TO FIND IT" 「サイドウェイ」、「アバウト・シュミット」 のアレクサンダー・ペイン製作、 「ワンダー・ボーイズ」、「氷の微笑」のマイケル・ダグラス主演。 カリフォルニアに眠るスペインの財宝をめぐる、 独特のペー…

砂漠の生き物発見伝

今回の滞在先は、 パームデザート。 文字通り、砂漠、なんである。 さわやかな朝の空気を味わえるのも束の間、 気づいてみれば、あっという間に灼熱地獄。 炎天下で一日を過ごし、シャワーを浴びると焦げ臭い臭いが漂う。 もちろん、焦げているのは髪である…

ナパ経由サンタモニカ、そして…

北カリフォルニアから南カリフォルニアへ、移動なのである。 といっても、サンフランシスコの空港まで、ただ行くだけでは面白くない。 せっかくの機会なので、映画「サイドウェイ」よろしく、 ナパ・バレーのワイナリーをちょっとのぞいてみることにする。 …

Regal Crow Canyon Stadium 6 at San Ramonで〝THE HEARTBREAK KID〟

〝LOVE HURTS〟 「メリーに首ったけ」のファレリー兄弟(監督)と、 ベン・スティラー(主演)がリユニオン。 チャールズ・グローディンとシビル・シェパードが主演、 エディ・アルバート、ジーニー・バーリンが、 オスカーに助演でダブルノミネートされた1…

初体験の「IN-N-OUT BURGER」

タコスにインド料理、タイ料理とエスニックなお味が続いたので、 何日かぶりにアメリカンなお味に回帰してみる。 カリフォルニアに来たら「これを食え」とお勧めいただいたお店。 IN-N-OUT BURGERに行ってみる。 名前が示す通り、ドライブスルーの元祖だとい…

Regal Hacienda Crossings 20& IMAX at Dublinで「イースタン・プロミス」

(オフィシャルサイトはこちら) 〝EVERY SIN LEAVES A MARK〟 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」、「クラッシュ」の鬼才、 デーヴィッド・クローネンバーグ最新作。 前作「ヒストリー〜」に続き、ヴィゴ・モーテンセン主演の今作は、 クローネンバーグ版…

樋口有介「風少女 (創元推理文庫)」

〝奇麗だった彼女は、 死んだときも奇麗だったはず〟 創元推理文庫で再収録が進む、 樋口有介の1990年作品を大幅改稿。 〝初恋の女性の死を巡る、僕の探偵行〟 寒風吹きすさぶ前橋を舞台に、 初恋の人の死をめぐる、感傷と探求の旅が始まる― 赤城おろし…

デンバー経由サンフランシスコ

さて、移動である。 スウィート・ホーム・アラバマに、やや未練を残しつつ、 朝早起きして、真っ暗なインターステートを空港に向かう。 飛行機はデンバー経由。 今回は乗り継ぎだけだが、10年ぶりのデンバーだ。 とはいえ、発想が貧困なせいか、思い出すの…