2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

梅田ブルク7で「ビヨンドtheシー 〜夢見るように歌えば〜」

サブタイトルよぶん、じゃない? まあ、いいけど。 才人ケヴィン・スペイシーが製作、監督に共同脚本、主演をこなした。 まさに入魂の一作だ。これは見なきゃ、と駆けつけた次第。 ジョン・グッドマンにボブ・ホスキンス、ブレンダ・ブレッシンと共演陣も豪…

敷島シネポップで「ボーン・スプレマシー」

けっこう面白かったご存じ「ボーン・アイデンティティー」の続編だ。 いや、マット〝ジミー大西〟デイモンで、凄腕スパイなんて… なんて、鼻白みながら観に行ったのに、けっこう興奮して帰ってきたっけ。 テンポのいい展開、ミニを使った切れのいいカーチェ…

書店でふらふらしていたら、

文芸誌コーナーで平安寿子の名前を発見♪ しかし、雑誌のタイトルを見て、むむむ↓とうなる。 「問題小説」だ。以前も平安寿子の小説読みたさに買ったことあるが、 けっこう微妙、というか、買うの恥ずかしい雑誌だ。 今回は「女流作家が描く、〝愛の行方〟」…

シネリーブル梅田で「マシニスト」

高知から帰阪。家に荷物を置いて、すぐに梅田スカイビルへ。 ちなみにきょうのブログはけっこうネタバレ危険度高、なので、 これから観に行こうかな、という方はご注意を。 極度の不眠症で、1年間眠っていないマシニスト(機械工)。 やせ細った体で日常を…

宇佐美游「FOXY」

オビに惹かれた。 〝させないけれど、お金はください。〟 さいですか。実際ではご勘弁だが、他人事だと面白い。無責任… 北海道から上京してきたモデル志望の千華が、 インチキ事務所に騙され、クラブのホステスに〝身を落とす〟。 この〝身を落とす〟という…

高知でこんなん食べました♪

そうそう、高知で食べたものを、 とりあえずそろそろ羅列していおかなきゃ。 うつぼのタタキ 皮の裏のゼラチン質が独特。しかし、けっこう美味しい。 添えられたニンニクが、けっこう気になるけど、クセになる味だ。 丸ハゲのお造り 何かと思ったら、ウマヅ…

デイヴィッド・ローゼンフェルト「悪徳警官はくたばらない (文春文庫)」

なかなかいい味出してたリーガル・サスペンス 「弁護士は奇策で勝負する (文春文庫)」の続編。 主人公アンディの軽妙な減らず口が、 ネルソン・デミルの小説とかに通じる感じで、とても心地よい。 どんな状況でも常に軽口をたたける、 というのは、ふざけて…

TOHOシネマズ高知で「ハウルの動く城」

いまごろようやく観てきてしまった。 ここ何作か、ジブリものは公開から日が経って、 空いた頃に行くことにしているが、今回も作戦成功だった。 きれいで大きなスクリーンの前の客席には、たった5、6人。 いや、ある意味理想の映画観賞だったね、とひとり…

山本一力「だいこん」

10代で店を構えた飯炊きの名人、つばきが切り盛りする、 一膳飯屋〝だいこん〟の繁盛記だ。 食べ物を扱う時代小説、といえば最近のまさにストライクゾーンど真ん中。 この本に、いままで気づかなかったのが悔やまれる、 というほど、前に出た本ではないん…

乙一「暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)」

オビには〝乙一史上最高傑作〟と書いてある。そうなの? 何かほかにもあったような気がするが、まあいいでしょ… プロットがいい、と思う。 一人暮らしの盲目のミチルのもとに、 殺人犯として追われる孤独な男アキヒロが忍び込む。 うっすらとその存在に気づ…

ジェフリー・スタインガーテン「すべてを食べつくした男 (文春文庫)」

久しぶりに、自分の〝鳥頭〟ぶりを思い知る。 読み始めて、内容が何となく頭に引っ掛かっる。 「何となく読んだことあるような…」 でも、世の中こういうこと考える人は、 けっこういるんだろうな、などとボケる。 しかし、50ページくらい読んではたと、と…

宇江佐真理「さんだらぼっち―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)」

おなじみ、髪結い伊三次捕物余話の第4弾。 たいてい、シリーズも4作目にもなると、 ヘンに手慣れた感じになる小説が多いものだが、なかなかどうして。 安心して読めるけれど、ファンに甘えたような感覚はまったくない。 伊三次と、辰巳芸者(伊三次の女房…

宇江佐真理「甘露梅―お針子おとせ吉原春秋 (光文社時代小説文庫)」

きょうからは高知入り。寒い… 東京とかから来ると、田舎だなあ、とか感じるのだろうけど、 沖縄と比べると何だか都会に見えてくるから不思議。 で、またも時代小説。 こちらは、吉原の遊郭にお針子として奉公した岡っ引きの未亡人、おとせの物語。 吉原の風…

山本一力「損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)」

沖縄をようやく後にする。 今回の滞在は本当に大ハズレ。 次回は滞在先をきちんとこだわろうと決意する。 で、やっぱり気分が時代小説。 直木賞作家のデビュー作だ。 あの「あかね空」の味わい再び、を追い求め、 書店事情の悪い沖縄で何とか発見。 で、損料…

美浜7プレックスにて「君に読む物語」

まだまだ沖縄滞在中… 原題は〝THE NOTEBOOK〟。 テレビスポットでは〝君読む〟とか言ってた。何だよ、それ… もうちょっと、まともなプロモーションしてれば、 もっと早く、文句なく観てたのに、あざとさが目立って、引っかかりを感じていた。 でも、「16歳…

北谷は美浜7プレックスにて「THE JUON」

米国版「呪怨」こと〝THE GRUDGE〟 バレンタインデーに観るなよ、というご指摘、ごもっとも。 でも、観るつもりだった「きみに読む物語」の時間が中途半端で… それに、カップルで観てる人もいたわけで…、と言い訳だらけ。 ちなみに、沖縄で月曜日はメンズデ…

ジークフリート・レンツ「遺失物管理所 (新潮クレスト・ブックス)」

巨匠の新作、らしい。 あまりそういう方面には明るくないので、よく知らないが、 ハズレのほとんどない(といっても、僕が読んだ中では、だが) クレストブックスだから、書店で見つけてノータイムで買った。 まあ、読み出すまでに、時間かけてりゃ世話ない…

宮部みゆき「天狗風 霊験お初捕物控(二) (講談社文庫)」

前作からの勢いに乗って、読み続ける。 今回の事件は、結婚を控えた娘の失踪。 神隠し、それとも、かどわかしか…。 真っ赤な空、あやしい観音様、そして疾風。〝天狗〟の仕業か? 続けざまの事件に、霊験お初、そして友人の右京之助、兄六蔵らが挑む。 そし…

宮部みゆき「震える岩 霊験お初捕物控 (講談社文庫)」

きょうから2年ぶりの沖縄。 仕事の都合上、宿はやはりどぎつい感じ… 耐えられるのか、やや不安を感じたりもするが、 まあ人間、意外と何とかなるはず、と信じることにする。 チャンプルーとか、スクガラスとか、沖縄料理自体は好きなので、 おいしいお店が…

道具屋筋の千日前セントラルで「ネバーランド」

どうもいいらしい、との評判は聞いていたが、これほどとは思わなかった。 ことしのベスト候補、とまではいかないけど、 僕的には94点は差し上げたい、いい映画だった。 考えてみれば、「チョコレート」のマーク・フォースターが監督して、ジョニー・デップ…

大沢在昌「無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)」

空路にて大阪へ。 羽田の新ターミナル、時間がなくてあんまり見て回れなかったが、 京急降りてすぐのチェックインカウンターはナイス♪ まさかのピエール・マルコリーニにも驚いたが、なかなかいい感じかもしれない。 すでにジャン=ポール・エヴァンで今夜の…

恵比寿ガーデンシネマで「ビフォア・サンセット」

恵比寿に慌ただしく移動して 「恋人までの距離−ディスタンス−」〝Before Sunrise〟の続編。 だから、前作もそのまんまの原題通りにしておけばよかったのに、と勝手に憤る。 でもまずは観る前にヴェス・アンダーソンの 〝The Life Aquatic with Steve Zissou …

ヴァージンシネマズ六本木にて「ステップフォード・ワイフ」

髪を切ってリフレッシュし、本日公開二本立てに臨む。 ロッド巻いてる最中に居眠りしてたから、元気だよ♪ というわけで映画。 いかにもアンドロイドっぽいニコール・キッドマンが出てくる、 なかななかの出来の予告観た時から期待は高かったが、 監督のフラ…

渋谷シネマライズで「Ray」

とまあ、昼から絶好調になって、渋谷に向かう。 狙いは話題のレイ・チャールズの伝記映画「Ray」 at渋谷シネマライズ。 いや、初めてポスター観た時に、とにかく驚いた。 ジェイミー・フォックス、ムチャクチャ似てるのだ。 血縁関係とかあるんじゃない…

西麻布〝La Reserve〟。

所用のため、帰京。って帰ったのは三日だが。 まずは西麻布にてランチする。二カ月ぶりくらいの そういえば、ランチは初めてだった。 陽光差し込む中での食事は、とっても素敵♪ お値段も手ごろだし、すごくお勧めだ。 ちなみにランチのプリフィクスでは、メ…

山本一力「あかね空 (文春文庫)」

時代物が、とても面白く感じられる今日この頃。 続けて時代物に手を出してみたくなった。 で、山本一力の直木賞受賞作品に決定。 京都の老舗から独立し、江戸へ下った豆腐職人永吉と、 その妻おふみ、そしてその息子たちを描いた人情ものだ。 どこに惹かれた…

道頓堀角座で「オーシャンズ12」

言わずと知れた、あのヒット作続編。 前作はスティーヴン・ソダーバーグのスタイリッシュな演出と、 ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、マット・デイモン… らの豪華キャストがけっこうかみ合った、なかなかイケてる作品だった。 …

宇江佐真理「さらば深川―髪結い伊三次捕物余話 (文春文庫)」

髪結い伊三次の捕物話の第3弾。 前作では伊三次が殺人の疑いをかけられ、同心の不破と袂を分かってしまったり、 辰巳芸者のお文との仲が、壊れかけてしまったりなど、大きく展開したこのお話。 今回は、不破との関係改善や、お文の女中おみつのお嫁入り、 …