2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

奈良は富雄の里・霊山寺でバラ三昧

ツツジは盛りを過ぎ、花菖蒲と紫陽花が待ち遠しいこの季節。 何か、お花はないのかね… とネット検索していると、 奈良は霊山寺(りょうせんじ)というところで、 バラ園がいま盛りを迎えている、という情報を発見する。 寺と薔薇、何だか微妙に違う気もする…

ダフネ・デュ・モーリア「レベッカ」新訳版

〝貴族社会に紛れ込んだ若い女性のおどろき、ふるえる心。〟 かのアルフレッド・ヒッチコックによる映画としても知られる、 20世紀ゴシック・ロマンの金字塔が、新訳で登場。 〝名作が、いま新しい「わたし」の物語として蘇った。 生誕100周年に結実し…

ジョー・ホールドマン「擬態―カムフラージュ (海外SFノヴェルズ)」

〝二〇一九年、一万メートルの深海で発見された謎の人工物 そしてすべてに擬態可能な異性生命体と人類が遭遇した時…〟 ネビュラ賞、ティプトリー賞受賞作。 太平洋の深海で発見されたオーパーツと、 人間を学び、人間として生きる、 シェイプチェンジャーを…

シネマート心斎橋で「BRICK ブリック」

〝謎。〟 サンダンス映画祭で話題を呼んだ異色の青春ノワール。 米西海岸サンクレメンテの高校を舞台に、 死んだ元恋人の残した言葉の謎を追う少年を描く。 監督・脚本は、新鋭ライアン・ジョンソン。 この作品が評価され、次作〝The Brothers Bloom〟には、…

公開率は東京98%、大阪66%

朝日新聞5/28付夕刊「エンタメ研究所」に気になる記事を発見した。 コミュニティシネマ支援センターがまとめた、各都市別の映画公開率のデータで、 03年から05年にかけて国内封切り作品のうち、何本がその都市で公開されたか、をまとめたもの。 05…

DVDで「40歳の童貞男」

?遅くて何が悪い!? 「リトル・ミス・サンシャイン」のスティーヴ・カレルの主演で、 全米スマッシュ・ヒットとなった、話題のコメディ。 05年秋に町山智浩氏のブログで知って以来、 楽しみにしていたのだが、大阪では岸和田あたりでの短期間公開。 気づい…

和田靜香「ワガママな病人VSつかえない医者 (文春文庫PLUS)」

〝北尾トロ絶賛! 「日本一の病院マニア」は観た!〟 病院依存症ともいうべき作者による、 ダメ病院&ダメ医者たちの、驚くべき生態。 〝だまされたと思って買ってください。笑えます。〟 自費出版が話題を呼び、文庫に収録されたという評判の1さつ。 ちな…

なんばパークスシネマで「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」

米国版DVDで鑑賞済の1本だが、 自分の語学力では(英語字幕ありでも)完全に理解したという自信もないので、 再び観に行くことのする。それも公開日、やっぱりきなのか? 前回観たときは、あまりの悪趣味さと際どさに驚くばかりだったが、 もう一度観て…

門倉貴史「世界の下半身経済が儲かる理由―セックス産業から見える世界経済のカラクリ」

〝下半身は、GDPも左右する。〟 世界最古の職業にして、 開発途上国の重要な〝産業〟であるセックス経済を、 国内外のセックス産業事情の解説と、数字で読み解く。 〝下半身が動くと、なぜ世界は潤うのか?〟 世界経済のカラクリを読み解く、と豪語する不…

TOHOシネマズなんばで「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

「パイレーツ・オブ・カリビアン /デッドマンズ・チェスト」から10カ月。 〝全世界を熱狂させた空前絶後の スーパーエンタテイメントシリーズ3部作、ついに完結!〟 前作でクラーケンの餌食となったジャックの行方を追い、 ウィルが、エリザベスが…。ま…

初夏の広島・宮島・厳島ちょっと紀行

実は、所用のため、広島へ来ていた。 前日は修学旅行生であふれる原爆ドーム&平和記念公園を散策し、 広島風お好み焼きや、小イワシの刺身・天ぷら、 そしてカワハギの薄造りなどなど瀬戸内の小魚などを堪能したので、この日は宮島へ。 もちろん、目的は日…

クリストファー・プリースト「双生児 (プラチナ・ファンタジイ)」

〝英国SF協会賞 アーサー・C・クラーク賞受賞〟 「〈プラチナファンタジイ〉 奇術師 (ハヤカワ文庫 FT)」、「魔法 (ハヤカワ文庫FT)」に続く、最新作。 〝SF/ミステリ/海外文学界から圧倒的な支持を集める 物語の魔術師が贈る“もっとも完成された小説…

歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)」

〝これが現代ミステリーのベスト1です。〟 「2004年版このミステリーがすごい!」の1位に 「2004本格ミステリベスト10」の1位、 第57回日本推理作家協会賞受賞、 そして第4回本格ミステリ大賞受賞… ミステリーの各賞を独占した、歌野晶午の…

TOHOシネマズなんばで「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜」

TOHOシネマズのマナー告知でもお馴染み、 THE FROGMAN SHOW製作の脱力系フラッシュアニメ、 「秘密結社 鷹の爪」の劇場版がついに大阪上陸。 TV版と一挙放映の「なんばナイト」を見逃してしまったが、 3月の公開からずっと待ち望んだ、期待の一本だ。 …

ザ・リッツ・カールトン大阪・フレンチ「ラ・ベ」

30ウン歳になってしまった。 相変わらずこの1年、何の成長もなければ、 何もなし遂げることもないまま、過ごしたのだが、 やはり年齢だけは、否応なく重ねてしまう、悲しいさだめ。 そんな気持ちをまぎらわすためにも、 美味しいごはんでお祝い、というこ…

シネマート心斎橋で「恋愛睡眠のすすめ」

〝夢でもし会えたら 夢ではどこまでも幸せ〟 「ヒューマン・ネイチュア」、「エターナル・サンシャイン」の、 ミシェル・ゴンドリー監督が手がけた最新作。 これまでのチャーリー・カウフマンの脚本作ではなく、 自らの脚本による作品ということで、注目も集…

敷島シネポップで「主人公は僕だった」

〝男は悩んでいた。自分だけに聴こえる、作家の声に。〟 新鋭ザック・ヘルムによる話題の脚本を、 「チョコレート」、「ネバーランド」のマーク・フォスターが監督。 フォースターにとっては、前作「ステイ」に続き、 現実と空想が入り交じる物語となる。 主…

なんばパークスシネマで「リーピング」

〝イナゴ少女、現る。〟 イナゴの大群が飛び回るTVスポットが強烈な、アレである。 「ボーイズ・ドント・クライ」、「ミリオンダラー・ベイビー」で、 2度のオスカーに輝くヒラリー・スワンクと、イナゴの大群… とんでもない組み合わせのホラーを製作したの…

デボラ・ブラム「幽霊を捕まえようとした科学者たち」

〝幽霊の存在を科学的に実証せよ! ノーベル賞科学者のチームが始めた驚愕の研究〟 文藝春秋の新刊海外ノンフィクションは、 幽霊を大まじめに研究した、偉大な科学者たちの物語。 〝錬金術からは化学が! 占星術からは天文学が! 心霊研究からは!?〟 科学…

ジョン・クリード「ブラック・ドッグ (新潮文庫)」

〝50年前の認識票(ドッグ・タグ)、 遺された二つの謎の言葉、 全てを結ぶ謀略とは?〟 英国の元秘密諜報部員が活躍する、 スパイ・アクション&サスペンスのシリーズ第3弾。 〝CWA賞受賞作家による冒険小説の王道!〟 受賞作の「シリウス・ファイル …

2年ぶりのユニバーサル・スタジオ・ジャパン

とある関係でUSJの招待状をいただく。 2年ぶりだし、 「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」もできたし、 ということで出発進行♪ ジェットコースターといえば最近何かあった気もするが、 まあ、いかにもなローカル遊園地の インチキコースターみたいなこ…

堀江敏幸「めぐらし屋」

〝わからないことは わからないままにしておくのが いちばんいい〟 「雪沼とその周辺」「いつか王子駅で (新潮文庫)」の堀江敏幸最新作。 〝記憶と謎に導かれ、蕗子さんが向かった先は…。 著者待望の最新小説〟 毎日新聞日曜版の連載をまとめた1冊。 地方の…

敷島シネポップで「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」

?ターゲットは1人――報酬100万ドル 殺るのは誰だ!? 100万ドルの標的をめぐって、 暗殺者とFBIが入り交じる、ノンストップのアクション・サスペンス。 出演は「悪魔の棲む家(2005年版)」のライアン・レイノルズ、 「セレンディピティー」「ニ…

梅田OS名画座で「こわれゆく世界の中で」

〝愛をこわす── それは、真実の愛へと至る、唯一の方法。〟 「イングリッシュ・ペイシェント」、「コールド・マウンテン」の、 アンソニー・ミンゲラ最新作の舞台は、現代のロンドン。 原題は〝BREAKING AND ENTERING〟 ある不法侵入をきっかけに、ふたつの…

テアトル梅田で「明日、君がいない」

〝2時37分── そのとき孤独が世界を満たす。〟 カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作品。 〝それぞれに深い悩みを抱える10代たち── 自ら命を絶つのはだれなのか?〟 オーストラリアの高校を舞台に、 ミステリー仕立てで描いた10代たちの哀しみ。 …

大田垣晴子「ぱんだだ!―中国・日本パンダ紀行」

〝パンダをさわったことありますか?〟 「オトコとオンナの深い穴 (ダ・ヴィンチブックス)」「焼酎ぐるぐる」の、 マンガルポライターによる、まるごと1冊パンダ本。 「パンダ、さわりたいな〜」のひとことで始まった、日中パンダめぐり。 〝中国では子パン…

シネリーブル梅田で「ツォツィ」

?拳銃を持つその手で、小さな命を拾った。? 2005年アカデミー賞外国語映画賞受賞作。 (2006年=今回は「善き人のためのソナタ」)。 アパルトヘイト撤廃後の南アフリカのスラムを舞台に、 幼い命とのふれ合いの中で、人間らしさに目覚めていく青年…

桐野夏生「メタボラ」

〝破壊され尽くした僕たちは、<自分殺し>の旅に出る。〟 桐野夏生最新作は、記憶と人格をめぐる物語。 〝なぜ<僕>の記憶は失われたのか? 世界から搾取され、漂流するしかない若者は、日々の記憶を塗りかえる。 孤独な魂の冒険を描く、まったく新しいロ…

ヤスミナ・カドラ「テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)」

〝なぜ妻は自爆したのか?〟 愛する妻が、自爆テロの首謀者に― 幸福な生活を送っていた男に、突如突きつけられた衝撃の事実。 〝イスラムの哀しい夫婦の愛を描いた野心的傑作。〟 アルジェリア出身でフランスへ亡命したかつての覆面作家が、 テロが横行する…

シネマート心斎橋で「リンガー! 替え玉★選手権」

〝ハリウッドのモラルを覆す ブッ飛び金メダルムービー!〟 「メリーに首ったけ」のファレリー兄弟製作、 「ナッティ・プロフェッサー」の脚本を手がけた、バリー・W・ブラウスタイン監督、 「ジャッカス」のジョニー・ノックスヴィル主演。 知的発達障害者…