2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

京都亀岡でひまわり&保津川下り

いよいよ夏本番。で、夏のお花と言えばひまわり。 各地でひまわりが見頃との情報を聞きつけ、亀岡へ向かう。 亀岡は昨年秋のコスモス&トロッコ列車以来。 前回は車だったが、今回はJRで京都駅から山陰本線の快速で約20分。 保津観光ひまわり園は、JR…

金城一紀「映画篇」

〝今すぐ映画が見たくなる。 今すぐ誰かに読ませたくなる。 笑いと涙と感動が詰まった、完全無欠のエンターテインメント!〟 「GO (講談社文庫)」「フライ、ダディ、フライ (The zombies series (SECOND))」の著者による、 書き下ろし連作集は、映画にまつわ…

アン・クリーヴス「大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)」

〝ペレス警部の緻密な捜査が暴く 女子高生殺害をめぐる島の闇〟 2006年のCWA賞(英国推理作家協会賞)受賞作。 シェットランド・シープドッグの原産地としても知られる、 英国本土とノルウェーに挟まれたスコットランドの辺境、 シェトランド島を舞台…

ミネット・ウォルターズ「病める狐〈上〉 (創元推理文庫)」「病める狐〈下〉 (創元推理文庫)」

〝この村で、何かが起きる〟 新女王ことミネット・ウォルターズ最新作は、 イングランド南西部の小さな村を舞台にしたサスペンス。 〝深夜に鳴り続ける中傷の電話 雑木林を占拠する移動生活者<トラヴェラー>の一団 すべてを操るのは、正体不明の男〟 「鉄…

伊坂幸太郎「チルドレン (講談社文庫)」

〝ばかばかしくも、恰好よい、 伊坂幸太郎が届ける「五つの奇跡」〟 講談社文庫で登場の、伊坂幸太郎の話題作。 〝活字離れのあなたに効く、小説の喜び〟 もちろん、活字中毒のあなたにはもっと効く、小説の喜びだ。 やたらとこだわる、理屈っぽい、風変わり…

ウィリアム・ランデイ「ボストン・シャドウ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 281-2))」

〝驚愕のデビュー作「ボストン、沈黙の街 (ハヤカワ・ミステリ文庫)」で 全世界を震撼させた著者の最新長編〟 前作は、英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞に、 2003年度の「週刊文春ミステリー・ベストテン」3位、 「このミステリーがすごい」7位…

豊島ミホ「ぽろぽろドール」

〝これが運命の「ひと」〟 「青空チェリー (新潮文庫)」「檸檬のころ (幻冬舎文庫)」の豊島ミホ最新作。 〝美しくも官能的で、残酷なまでの思いを 人形に託した人たちの、切なくも真っすぐな物語〟 人形にまつわる「パピルス」連載などの6編をまとめた連作…

TOHOシネマズなんばで「レミーのおいしいレストラン」

〝料理が苦手な見習いシェフ リングイニと、 パリ一番のシェフになりたいネズミのレミー── その出会いは“おいしい”奇跡の始まり…。〟 「モンスターズ・インク」、「カーズ」のピクサー最新作。 原題は〝RATATOUILLE〟(ラタトゥイユ)。 ネズミの〝RAT〟…

マーク・ジェンキンズ「大冒険時代―世界が驚異に満ちていたころ 50の傑作探検記」

〝過酷な砂漠や峻峰、エキゾチックな風習、 息をのむ絶景、楽園の生活… いまではもはや味わえない旅のスリルとロマンを凝縮!〟 20世紀前半―冒険がもっとも冒険らしかった時代の、 「ナショナル・ジオグラフィック」から、50の旅行記をセレクト、 当時の…

うなぎ@宗右衛門町「菱富」

もういくつ寝ると、土用丑の日。 うなぎも食べておかないとね、ということで、 宗右衛門町の「江戸焼きうなぎ 菱富」へ。 北新地の「遠州」が第一候補だったのだが、 ネットで見かけた店内の写真に、どうにも引っかかりを感じてパス。 江戸焼きでもいいや、…

西原理恵子「毎日かあさん4 出戻り編」

毎日かあさん4 出戻り編作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2007/07/25メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 105回この商品を含むブログ (244件) を見る〝別れた夫・鴨ちゃんが帰ってきた! 4人家族に戻った一家の、世界をマタにかけた大…

敷島シネポップで「ゴースト・ハウス」

〝その家は、 人恋しくて、人恋しくて、たまらなかった…〟 「スパイダーマン」、「死霊のはらわた」の サム・ライミが設立したプロダクション、 「ゴースト・ハウス・ピクチャーズ」が送る〝お化け屋敷ホラー〟。 監督は「the EYE 【アイ】」、「テッセラク…

大阪おうどん@「道頓堀今井」

そろそろ夏全開、ということで、つるつるおうどん。 まずまずご近所の「道頓堀今井」でいただくことにする。 派手な看板の立ち並ぶ道頓堀では、やや見逃しがちな位置取り。 何となく素通りしてしまうので、訪れるのは、まだ2度目だったりする。 のれんをく…

朝倉かすみ「そんなはずない」

〝抜け目なく生きてきた、なのに。〟 「肝、焼ける」の朝倉かすみ最新作。 〝ユーモラスで純粋。恋愛、それにまつわる災難の物語。〟 30歳の誕生日を挟んで、 たてつづけのトラブルに巻き込まれた女性の心の揺れを描く。 30歳を前にした松村鳩子は、 実…

梅田ガーデンシネマで「インランド・エンパイア」

〝デイヴィッド・リンチ、最新作にして集大成!〟 あの「マルホランド・ドライブ」以来5年ぶりに、 奇才(異才? 天才?)がその沈黙を破る。 〝初長編監督作品「イレイザーヘッド」から30年。 2007年は世界的なリンチ・イヤー。 デイヴィッド・リン…

テアトル梅田で「ファウンテン 永遠につづく愛」

〝何度生まれ変わっても 僕は君を失う運命なのか。〟 「π」「レクイエム・フォー・ドリーム」の鬼才、 ダーレン・アロノフスキーが贈る、愛と生命を描くファンタジー。 製作時のゴタゴタの噂も伝わった、6年ぶりの最新作である。 主演は「X-メン」、「プレ…

梅田OS名画座で「ハリウッドランド」

〝1959年6月16日―― 世界で最も有名な“スーパーヒーロー”が、死んだ…。〟 TV版のスーパーマン役俳優の謎の死、 それはハリウッドの闇に迫る、裏の入り口だった― 全米に衝撃が走った実在の事件を題材にしたサスペンス。 事件の謎に迫る私立探偵ルイス・シモ…

伊藤理佐「女いっぴき猫ふたり 2 (アクションコミックス)」

〝ゆる〜〜〜い、のんびり、独身女と猫まんが〟 2006年手塚治虫文化賞短編賞受賞、 「女いっぴき猫ふたり (ACTION COMICS)」の待望の続編第2巻。 週刊文春連載「おんなの窓」(→レビュー)でもおなじみ、 伊藤理佐による、ねことねこと女のゆるい日常、…

樋口有介「夢の終わりとそのつづき (創元推理文庫)」

〝依頼人も相棒も美女。 尾行だけの簡単な仕事が一転……?! 柚木草平“35歳”最初の事件〟 創元推理文庫で刊行が続く、柚木草平シリーズ最新作。 デビュー前の習作だった「ろくでなし」を、 シリーズとして全面改稿した、文庫オリジナル版。 〝若き日の柚木…

お土産捜索隊in桑園・札幌場外市場

札幌最終日。さあお土産、ということで、 まずは「札幌中央卸売場外市場」へ。 札幌といえば二条市場があまりにも有名だが、 観光地化が著しいため、品質・価格ともだいぶ問題あり。 最近は新千歳空港の土産物売り場が充実しているので、 そちらでも十分(価…

スガイシネプレックス札幌劇場で「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

〝「あたしは特別。絶対に人とは違う。」 「やっぱお姉ちゃんは、最高に面白いよ。」〟 「生きてるだけで、愛」の芥川賞候補作家、 本谷有希子の舞台脚本・小説を映画化。 自意識過剰な勘違いと妄想、自己愛だけで生きる女、澄伽。 その澄伽を主人公に、悲し…

マークース・ズーサック「本泥棒」

〝私は死神。 聞かせてあげよう、本に憑かれた少女の数奇な物語を〟 ニューヨーク・タイムズを始め、各紙誌の書評で絶賛、 異例ともいえるベストセラーとなった話題の1冊。 〝「アンネの日記」+「スローターハウス5」の感動作〟 語り手は、ぼやき口調のこ…

札幌すすきのは「すし屋のやま田」

せっかくの札幌なので、映画だけ観ているわけにはいかない。 というか、普通は映画も観ないのだろうが、それは置いておく。 札幌といえば、円山公園のフレンチ、「ル・バエレンタル」も魅力なのだが、 今回は連れていく相手もいないし、無念の涙を呑む。 し…

札幌シネマフロンティアで「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

〝これからお前は[すべて]を失う〟 前作「炎のゴブレット」から1年半、 シリーズ最高傑作と前評判も上々な最新作。 より大人になったハリーたちに、新たな苦難が襲いかかる。 熱烈なファンでもないくせに、ちょうど先行ロードショー公開なもんで、 わざわ…

森功「黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人 (新潮文庫)」

〝戦慄の犯罪ドキュメント〟 久留米市で起こった、看護婦仲間による、 連続保険金殺人を再現した犯罪ドキュメンタリーだ。 女王のように振る舞う1人の女と、3人の下僕、 医療知識を駆使し、次々と脅迫、そして殺人を犯した4人組。 何が彼女らを、冷酷な犯…

「本の雑誌」上半期ベスト1特集&「この文庫がすごい」

「本の雑誌 290号」は、毎年夏のお楽しみ、上半期のベスト1である。 <上半期エンターテインメントベスト10>ほか、盛りだくさんの内容。 とはいえ、ことしは国内の小説に絞ったベスト10で、 これまでに読んでいたのは、たった2冊だった。やや寂しい… …

梅田ガーデンシネマで「街のあかり」

〝希望を灯す〟 フィンランドの奇才、アキ・カウリスマキによる、 最新作は、<敗者3部作>の完結編。 チャップリンの「街の灯」にオマージュを捧げ、 愛と希望を切なく、そして美しく描く。 舞台はフィンランド、ヘルシンキ。 夜警のコイスティネンは、家…

テッサ・モーリス=スズキ「北朝鮮へのエクソダス―「帰国事業」の影をたどる」

〝驚愕の新事実!! そもそも、日本政府、官僚、日本赤十字の動きから始まった―。〟 1960年代、およそ9万人の在日朝鮮人が、 偽りの「地上の楽園」に向け、旅立った〝帰国事業〟の真相を探る。 〝それは策略と欺瞞と裏切りの物語〟 歴史の闇に隠蔽され…

MOVIX八尾で「アドレナリン」

〝心臓に仕掛けられたのは死への時限装置。 このスナイパー、アドレナリンを出し続けないと 即、死亡。〟 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」、 「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム主演による、 ノンストップのクライム・アク…

シネマート心斎橋で「鉄板英雄伝説」

〝超大作の英雄たちが贈る 全米オープニング第1位の爆笑パロディ映画!〟 「最終絶叫計画」の脚本家ら製作チームが、 恋愛映画を徹底的なパロディに仕立てた 「最‘愛’絶叫計画」(DATE MOVIE) に続いて、 最近の大作映画をパロディに仕立て上げた、コメデ…