ヴァージンシネマズ六本木で「SAW」

お勧め度、高ですな



http://www.sawmovie.jp/
ちょっとご無沙汰してた映画。
話題はもちろん、衝撃のラスト、ってやつ。こういう事前情報があると、
見る時の楽しみが半減したりすることも多いけど、この映画は平気かな。
でも、ネタバレしないよう、ほとんどストーリーには触れないのでご安心を。
ま、正視に耐えない場面もちょいとあるので、そちらは覚悟の上で。


噂の衝撃度は「メメント [DVD]」や「ユージュアル・サスペクツ [DVD]」にやや迫るくらい、かな。
見終わって、「おう!」と言いたくなる。とりあえず、たぶんこの監督、ジェームズ・ワン
クリストファー・ノーランブライアン・シンガーみたいに、しばらく引っ張りだこだろね。
というか、脚本の勝利のような気がするけどね。
ちなみに脚本は、地下室にとらわれた二人のうちの若い方、アダム=リ−・ワネル。
事実、演出そのものは、たまにチャカチャカ動かしたりする場面が気になるし、
多少、無理のある展開も、意地悪な目で見ると引っ掛かる点あり。
でも、だ。やっぱり、すごい映画であることは確か。評判に間違いなし、だ。


目覚めると、朽ち果てた地下室。足には鎖、部屋の反対側にはもう一人の男。
二人の間には、ピストル自殺とおぼしき死体。
二人に課される、あるゲーム。クリアできなければ、待っているのは〝死〟。
果たして二人は脱出できるのか、そして謎は解けるのか…


こうして書くとけっこうわかりづらいかも。
でも、目覚めたら不条理の世界、という巻き込まれサスペンスは、
気持ちを一気に映画の世界へと誘い込む。
なぜ、この二人はゲームの世界に引きずり込まれたのか、
徐々に明かされていくと、また新たな謎が出てきたりして、退屈させない。


キャストは強烈な印象を残すリー・ワネルとともに、
地下室に捕らわれるドクター・ゴードンを演じるケイリー・エルウェス。
どこかのコラムでも書いてあったけど、けっこう歳取ったな、という印象。
前知識あったけど、エンドクレジット見るまで、ケイリー・エルウェスとわからず。
「ツイスター」(ツイスター デラックス・エディション [DVD])ぐらいの時はさっそうとした悪役だったのに、
すっかりオヤヂになってた。愛人はべらす医者、ってそのまんま。


あとは「リーサル・ウェポン [DVD]」シリーズのダニー・グローヴァー
こちらも哀愁漂う感じで、老刑事を演じている、って役柄同じか。
リーサル・ウェポン4」(リーサル・ウェポン4 特別版 [DVD])でも、引退間近だったのに、まだ引退してない。
ラッシュアワー [DVD]」とか「僕たちのアナ・バナナ [DVD]」とかに出てたアジア系俳優ケン・レオンの登場もうれしい。


ストーリー触れられないと、書くの本当に難しいね。だからきょうは短め。
結論。何を差し置いても劇場で見ろ、とはいわない。
でも、DVD出たら必ず見てね、とは思う。
で、監督の実力を問うのは次の作品に保留した方がいいかな。
あの「メメント」ノーランだって、次の「インソムニア [DVD]」はちょいとね、だったし。
ちなみに「ユージュアル〜」シンガーは、
ゴールデンボーイ [DVD]」「X−メン」(X-MEN 1&2 DVDダブルパック)とよかったか…
あっちの趣味(ゲイですな)は炸裂しまくってた、という指摘はあるんだけど。
というわけで、楽しみに待つ。
次回作、「SAW2」だそうで。ちょっとベタ過ぎるんじゃないの。やや心配。
http://us.imdb.com/title/tt0432348/