コンドウアキ「だららん日和―リラックマ生活〈2〉」

かわいいのよ、これがたまらなく…



新宿でのお買い物ついでに、三越の上にできたジュンク堂をのぞく。
相も変わらず、こりもせず、何冊も本を買い込んでしまったのだが、
本棚に光り輝く一冊を発見!
コンドウアキだららん日和―リラックマ生活〈2〉」だったりする。
ついでにこっちも購入「リラックマ だらだらシールブック


以前もこのブログで紹介した、ええかげんクマの絵本だ。
肩の力抜いて、リラックスして生きていこうよ、みたいな癒やし系。
あっ、でもオビにとんでもないこと書いてある。
「がんばりやのあなたに…
 いっぱいいっぱいのあなたに…
 ピンチにおちいっているあなたに…」
ほう、僕は対象にない、といいたいわけね。って難癖つけてどうする。


確かなぁ、前にも書いたけど、http://d.hatena.ne.jp/mike-cat/20040821
この本って〝きまじめな頑張り屋さんが、リラックスできるように〟書かれた本で、
僕みたいな〝ふまじめなだらだらさんが、自己弁護するために〟読む本とは違うし。
http://www.san-x.co.jp/relaxuma/top.html
でも、いいんだいってことで。リラックマかわいいし。
実は昨夜、UFOキャッチャーに燃えすぎてしまったし。
でも、ちゃんと5種類コンプリートしたんでいいんだもんね。
かぶり物コリラックマ、信じられないくらいキュートだったりするわけで。


今回はコリラックマがけっこう登場してる。
こちらも、いつの間にか住み込んでた白いコグマ。
胸の赤いボタンがとってもかわいい。もちろん、えぐいし。
いつもマイペースのリラックマが、コリラックマのいたずらにまいってる姿は、
かなりほのぼの、ほほえましい光景だったりする。


やや説教くささも強くなったし、ちょっとネタ切れくさいけど、
脱力系、セルフィッシュの勧めっぽいひとことは今回も健在だ。
「我慢は体に毒ですよ」とか、
「耳は閉店いたしました」とか、
「人生の息継ぎ中なんですよ」とか、
「人がどういおうといいじゃないですか」だとか…
クマのイラストがなかったら、ただの横暴にも聞こえるひとことが、
文字通り、立て続けに繰り出される。勝手なことばっかいってら、って感じで。
しかし、これぐらい僕にとっては当たり前のことだけど(いいのか? それで)、
きまじめな人は、これくらいの心構えがないと、大変なんだろうな。肩凝って…


でも、やっぱり今回のお楽しみはコリラックマだ。
唐草模様のずきんをかぶって、走り回るコリラックマに、リラックマのひとこと。
「夢がかわったんですか また楽しめますね」とか、強烈にかわいい。
おなかに落書きされたリラックマが、複雑な表情でいう。
「油性でかかなくなったんですよ」。これが「日々成長」だったり。
ここらへん見てると、このキャラクターが、
よりかわいい系癒やしの方向にシフトチェンジしつつあるのも感じられる。
リラックマ分析してどうすんだ、とも思うけど。
最近、けっこう商品化もどんどん進んでるし、一大産業にもなりつつあるからな。
夜、飲み会に出かけた渋谷の書店の店頭では
リラックマ生活2 きょう発売」の横断幕発見。
すごい、そんなメジャーになってきてるのか。


あんまりメジャー化できそうなキャラクターと思っていなかったので結構意外。
ケータイで「きょうのリラックマ」とか見てにやけてる30オトコが、
偉そうにいうことじゃないな。
待ち受けもリラックマだし。ストラップにリラックマのマスコットついてるし。
あほな自分をまたも痛感しつつ、リラックマ見てにやける。
ああ、こんなんで僕の人生は大丈夫? とかは絶対考えない。
「だって、何とかなるんだもん、人生なんて」。
ちょっとリラックマ風に語ってみたんだが、説得力ないかも。
そうだよなぁ、僕、リラックマみたいな癒やし要素ないし。ま、いいか。