大阪おうどん@「道頓堀今井」


そろそろ夏全開、ということで、つるつるおうどん。
まずまずご近所の「道頓堀今井」でいただくことにする。
派手な看板の立ち並ぶ道頓堀では、やや見逃しがちな位置取り。
何となく素通りしてしまうので、訪れるのは、まだ2度目だったりする。
のれんをくぐると、そこにはちょっとした別世界が現れる。
通りの喧噪とは離れた、落ち着いた雰囲気がなかなかうれしい。


まずは季節のはも天に、だし巻き。
そして、この店の定番、きつねうどんを注文。

秘伝の「魔法のおだし」なのである。
関西風の甘みをきかせた薄味は、ありふれていそうで、なかなか真似できないお味。
ベタ甘とあっさりのちょうど中間のバランスが、何とも言えない。
ちなみに、うどんが出てきたらおだしをすするのが、関西人の粋だとか。


ちなみに奥さまは冷やしうどん。

うどんの上にかき氷が乗せてあって、これまた風流な一品だ。
つけダシはさすがにソバなんかと同じ感じの濃いお色。
つるつるとしたのど越しがまたたまらない、逸品だったりする。


ほかにもなかなか魅惑のメニューが多いので、
また試してみたいのだが、そこはそれ、
道頓堀の映画館も次々閉館となってしまい、意外に訪れることも少ないのが残念。
(いや、別に家から歩いて10分なんだけど…)
お勘定を終え、再び店の外に出ると、またもやあの喧噪。
ちょっと不思議な感覚に見舞われつつ、家路につくのだった。