高田馬場・ビルマ料理「Nagani」

髪を切った帰りに、高田馬場ビルマ料理「Nagani」に行く。
http://nagani.yamonna.com/index.html
ミャンマーじゃなく、ビルマなには、もちろんこだわりがあるのだ。
ビルマといえば、たて琴、という感じなんだが、
国際情勢をちゃんと勉強しないうちに、ミャンマーになってましたな、あの国。
スー・チー女史の監禁とか、暗いニュースが目立つが、当然現政権に対しての批判は多い。
軍事政権に乱された母国を何とかしたい、そんな思いも〝ビルマ〟へのこだわり。
スー・チー史のポスターなんかも貼ってあって、ちょびっと政治色あり。
でも、意見を鮮明にしないのは、為政者、つまり現政権への屈服になるから、
これはこれでいいんじゃないかと思う。食べる時に邪魔される訳じゃないし。


で、料理。いただいたのはまず、ミャンマーのスープ麺「モヒンガー」。
ベースは、ブイヤベースっぽい感じの海鮮スープ。
煮込んでくたくたになった野菜と、煮くずれた魚が、ペーストっぽくなって、麺にからみつく。
ビーフンとの優しい口当たりとマッチして、なかなか味わい深い。
イメージとしては、あまりエスニック感なし。辛みもほとんどないし。
わがままいうなら、フレッシュな野菜をもう少し添えてくれるとうれしいけど、
お値段もリーズナブルだし、これはこれでいいんじゃないかと思う。


ビルマでは、かなり日常食っぽいメニューだとか。
まあ、日本でいえば、具だくさんのうどんに相当するんだろう。
二日酔いの朝とか、すんごくきくかも。
唐辛子をけっこう突っ込んでもおいしいかな、とも思うけど、
そうするとお魚の味とかぼやけてしまうのかも知れない。


あとは、お茶の葉サラダの「ラペトー」。
お茶の葉と揚げたレンズ豆、ピーナツ、ニンニクを和え、トマトなどを添えていただく。
思わず、食が進むお総菜。
サラダ、というイメージからはやや遠いけど、お茶の葉のビタミンがあるからね。
揚げ豆のカロリーがちょっと気になるけど、いい感じだ。
これも辛みはまったくなし。
添えられた唐辛子をかじったりしなければ、エスニック嫌いの人でも全然OKかな。

ドリンクは温かいビルマ茶。
ロータスティーっぽいクセのない味。これもマイルドな香りが鼻をくすぐる。
全体的におとなしめの味が多いので、お茶の味も引き立つ。
ちなみにアルコールメニューもかなり充実しているので、お好きな方にはたまらないかも。


以上、軽めのサパー、って感じにまとめてみた。お値段2000円弱。
ひとりごはんとしては、けっこう満足のいく値段と内容だ。
大人数で来ても、けっこうメニューはたくさんあるのでよかったかも。
高田馬場の雑居ビルの地下なんで、足を運びづらいけど、また行ってみたいな、と思うお店。
興味を持たれた方はぜひに♪