小説−日本

戸梶圭太「燃えよ!刑務所 (双葉文庫)」

「おい小泉! 究極の構造改革は刑務所の民営化だっ!!! 囚人の皆さんは、更正するより金稼げっ!!」 コピーがハードカバー刊行当時を偲ばせる1冊。 〝ダーティー戸梶が放つ、超ハードノベル決定版!〟 民営刑務所を舞台に、ルール無用の大騒動が巻き起こ…

柳原慧「コーリング 闇からの声」

〝顔が崩れていく!〟 「パーフェクト・プラン (宝島社文庫)」で、 このミス大賞を受賞した柳原慧最新刊。 〝美を追い求めた女の恐ろしい結末 死者が出た部屋の清掃を行う特殊清掃、その現場で見えたものとは…〟 死体清掃に霊感、美容整形などなど、 キャッ…

樋口有介「新装版 ぼくと、ぼくらの夏 (文春文庫)」

〝こんな暑い日に死ぬことはなかった〟 1988年のサントリーミステリー大賞読者賞受賞作。 〝夏休みなんて、泳いだり恋したりするものだと思っていたのに……。 青春ミステリーの歴史的名作、あの“ぼくらの夏”が帰ってくる!〟 樋口有介お得意の、甘さと切…

古川日出男「ハル、ハル、ハル」

〝3人のハルよ、世界を乗っ取れ〟 「LOVE」の三島由紀夫賞作家最新作。 〝衝撃!戦慄!驚愕!震撼!圧倒!怒濤!脅威! 暴走する世界。失踪する少年と少女。 この物語は全ての物語の続編だ。〟 13歳の少年、16歳の少女、41歳の男、 3人のハルが織り…

宮部みゆき「楽園〈上〉」「楽園 下」

〝「模倣犯」から9年―前畑滋子 再び事件の渦中に!〟 宮部みゆき待望の最新作は、 産経新聞での連載をまとめた、あの話題作の続編だ。 〝自宅の床下で16年間眠り続けた少女の死体。 その死体を“透視”した少年の交通事故死。 親と子をめぐる謎に満ちた物語…

金城一紀「映画篇」

〝今すぐ映画が見たくなる。 今すぐ誰かに読ませたくなる。 笑いと涙と感動が詰まった、完全無欠のエンターテインメント!〟 「GO (講談社文庫)」「フライ、ダディ、フライ (The zombies series (SECOND))」の著者による、 書き下ろし連作集は、映画にまつわ…

伊坂幸太郎「チルドレン (講談社文庫)」

〝ばかばかしくも、恰好よい、 伊坂幸太郎が届ける「五つの奇跡」〟 講談社文庫で登場の、伊坂幸太郎の話題作。 〝活字離れのあなたに効く、小説の喜び〟 もちろん、活字中毒のあなたにはもっと効く、小説の喜びだ。 やたらとこだわる、理屈っぽい、風変わり…

豊島ミホ「ぽろぽろドール」

〝これが運命の「ひと」〟 「青空チェリー (新潮文庫)」「檸檬のころ (幻冬舎文庫)」の豊島ミホ最新作。 〝美しくも官能的で、残酷なまでの思いを 人形に託した人たちの、切なくも真っすぐな物語〟 人形にまつわる「パピルス」連載などの6編をまとめた連作…

朝倉かすみ「そんなはずない」

〝抜け目なく生きてきた、なのに。〟 「肝、焼ける」の朝倉かすみ最新作。 〝ユーモラスで純粋。恋愛、それにまつわる災難の物語。〟 30歳の誕生日を挟んで、 たてつづけのトラブルに巻き込まれた女性の心の揺れを描く。 30歳を前にした松村鳩子は、 実…

樋口有介「夢の終わりとそのつづき (創元推理文庫)」

〝依頼人も相棒も美女。 尾行だけの簡単な仕事が一転……?! 柚木草平“35歳”最初の事件〟 創元推理文庫で刊行が続く、柚木草平シリーズ最新作。 デビュー前の習作だった「ろくでなし」を、 シリーズとして全面改稿した、文庫オリジナル版。 〝若き日の柚木…

伊坂幸太郎「グラスホッパー (角川文庫)」

〝死んでるみたいに生きたくない。 伊坂幸太郎、最大の問題作にして最強傑作登場!〟 「チルドレン (講談社文庫)」に続いて文庫化の話題作。 単行本刊行時は、まだ伊坂幸太郎に対し、 様子見のスタンス(何を偉そうな…)だったので、 何となく読み逃したまま…

東野圭吾「夜明けの街で」

〝この恋はどこまで続くのだろうか。〟 不倫する奴なんて馬鹿だ。 そう信じていた〝僕〟が、道ならぬ恋に堕ちた。 男と女ではなくなった、妻との関係を忘れ、 甘い甘い恋に溺れる〝僕〟。 だが、彼女には口には出せない秘密が― 〝東野圭吾の新境地にして最高…

桜庭一樹「青年のための読書クラブ」

〝名門お嬢さま学校の、禁断の部屋へようこそ。〟 「赤朽葉家の伝説」の桜庭一樹最新作。 〝恋と哲学が交錯する、注目の奇才、ド迫力の新境地。〟 東京・山の手のお嬢さま学校「聖マリアナ学園」を舞台に、 異形の集団「読書クラブ」が綴った、学園の闇の歴…

星新一「ボッコちゃん (新潮文庫)」

〝この1冊は、私、星新一というあやしげな作家そのものを、 ショートショートに仕上げた形だといえるかもしれない。〟 「星新一 一〇〇一話をつくった人」で、 ミニ・マイブームの星新一の代表作。 ミステリーあり、SFあり、ファンタジーあり、寓話に童話…

海野碧「水上のパッサカリア」

〝第十回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作〟 増刷!の文字が、オビの中央に踊る。 〝「朝日新聞」「産経新聞」…各紙誌で大反響! 話題騒然、驚嘆すべき新鋭、堂々のデビュー!〟 新人賞の選評には、賛辞が立ち並ぶ。 〝読後、思わず「パッサカリア」のCD…

平山夢明「ミサイルマン―平山夢明短編集」

〝突き刺され。これが小説だ。〟 「このミス」2007年度版国内第1位の 「独白するユニバーサル横メルカトル」の著者による最新刊。 〝病的に乾いた笑いと、破けた糞袋… 現代最狂ハードボイルド作家の放つ異臭を嗅げ! ――中原中也〟 〝聖と俗、惨酷と哀愁…

藤原伊織「テロリストのパラソル (角川文庫)」

〝小説史上に燦然と輝く伝説の名作〟 この5月に逝去した著者を追悼し、角川文庫から再刊。 江戸川乱歩賞と直木賞のダブルクラウンを手にした作品だ。 「シリウスの道」なんかも気になりつつ、 まだ読んだことのなかったのだが、いまさら初挑戦。 過去を捨て…

吉田修一「悪人」

〝幸せになりたかった。ただそれだけを願っていた…。 保険外交員を殺害した男と、彼に出会ったもう一人の女。 加害者と被害者、それぞれの家族たち。 群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。〟 「パーク・ライフ (文春文庫)」の芥川賞作家が放つ、新たな代表作。 〝…

有川浩「塩の街」

〝自衛隊三部作の「陸」にもあたる 有川浩の原点、登場。〟 著者最新刊は、「電撃文庫」収録作のハードカバー化。 〝第10回電撃小説大賞<大賞>受賞作にして、 「図書館戦争」シリーズでおなじみの有川浩デビュー作。 本編大幅改稿、番外編短編4編を加え…

星新一「おせっかいな神々 (新潮文庫)」

〝ふとした偶然から巻き起こされる 数々の事件を斬新・奇抜なアイデアで描き、 異次元の笑いの世界に誘うショート・ショート40編〟 「星新一 一〇〇一話をつくった人」を読んでいる最中に、 いてもたってもいられなくなり、ターミナルの駅の本屋で購入。 …

三浦しをん「きみはポラリス」

?世間の注目も、原稿の注文も「恋愛」のことばかり。 なら、とことん書いてやろうじゃないの!? 直木賞作家となった三浦しをんが贈る、最新恋愛短編集。 ?初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…? さまざまな相手、さまざまな形の?ただならぬ?11の恋…

藤野千夜「中等部超能力戦争」

〝少女たちはいつだって いじわるで醒めていて――とってもキュートだ。〟 「夏の約束 (講談社文庫)」の藤野千夜、最新作。 〝制服に包まれた心の風景。 ほの見えた瞬間、胸の奥がざわめく。〟 「小説推理」連載をまとめた、「主婦と恋愛」以来1年ぶりの作品…

歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)」

〝これが現代ミステリーのベスト1です。〟 「2004年版このミステリーがすごい!」の1位に 「2004本格ミステリベスト10」の1位、 第57回日本推理作家協会賞受賞、 そして第4回本格ミステリ大賞受賞… ミステリーの各賞を独占した、歌野晶午の…

堀江敏幸「めぐらし屋」

〝わからないことは わからないままにしておくのが いちばんいい〟 「雪沼とその周辺」「いつか王子駅で (新潮文庫)」の堀江敏幸最新作。 〝記憶と謎に導かれ、蕗子さんが向かった先は…。 著者待望の最新小説〟 毎日新聞日曜版の連載をまとめた1冊。 地方の…

桐野夏生「メタボラ」

〝破壊され尽くした僕たちは、<自分殺し>の旅に出る。〟 桐野夏生最新作は、記憶と人格をめぐる物語。 〝なぜ<僕>の記憶は失われたのか? 世界から搾取され、漂流するしかない若者は、日々の記憶を塗りかえる。 孤独な魂の冒険を描く、まったく新しいロ…

絲山秋子「ダーティ・ワーク」

〝もう一度会えたとしても、もう一度別れは来る〟 ローリング・ストーンズのアルバム〝Dirty Work〟を題した、 絲山秋子最新作は、連作でさまざまな人間模様を描く。 〝この世界の地続きのどこかで繰り広げられる、 ささやかな物語、小さな奇跡。 芥川賞作家…

海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」

〝「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」に続く田口・白鳥コンビ最新刊〟 驚異的なハイペースで刊行される、シリーズ〝第4弾〟 〝ドクター・ヘリ導入を悲願とする救命救急センター部長をめぐる疑惑 シリーズ最高傑作のメディカル・エンターテ…

山本幸久「美晴さんランナウェイ」

〝叔母さんは、トラブルとともにやってくる〟 山本幸久最新作は、はた迷惑な叔母さんと、 生真面目な中学生、世宇子の交流を描く、ハートフルコメディ。 〝27歳未婚。定職ナシ。男を見る目ナシ。 いつも厄介を引き起こしては投げ出して―〟 逃げ足だけは一…

大崎梢「サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア)」

〝書店限定の名探偵、今日も密かに活躍中!〟 本好きにとっては、最大のお楽しみのひとつでもある、 書店めぐりが一層面白くなる、待望のシリーズ第3弾。 〝取り寄せ、付録など、書店にまつわる5つの謎を収録。〟 前作の「晩夏に捧ぐ (ミステリ・フロンテ…

樋口有介「林檎の木の道 (創元推理文庫)」

〝気まぐれで面倒なやつだったけど、 自殺するような子でもなかった〟 創元推理文庫で復刊が進む、樋口有介の青春ミステリ。 〝「ぼくと、ぼくらの夏」「風少女 (創元推理文庫)」に連なる青春ミステリの傑作〟 暑い夏の東京を舞台にした、ボーイ・ミーツ・ガ…