宇治・三室戸寺の紫陽花が見頃開始との情報。

mike-cat2005-06-14

さっそく、午後から観に行く。
1万株を誇る紫陽花庭園は、壮観そのものだ。

生憎の曇り空とはなったが、それもまた一興。
ヘンに快晴よりも、紫陽花の季節だな、という感じがする。


ちなみにこのお寺、入り口でお支払いするのは〝入山料〟。
拝観料じゃない、というのが、紫陽花や古代蓮三室戸寺、というとこか。
入るとさっそく、左手に鮮やかな紫陽花が。

西洋紫陽花の一種と思われるけど、品種わからず。
このお寺、品種ぐらい表示してくれてもいいのに…、とやや不満も
続いて、アメリカ産の自生種「アナベル」。

グリーンから白、そしてまたグリーンへと変わる品種だとか。
現在は鮮やかな白。
1本だけでもウエディングブーケが務まるような、あでやかさだ。
同じく白系だと、こちらも素敵。

「イマキュラータ」というらしい。
ぎっしりと詰まった感じが、これまた純白のブーケを思わせる。


続いて、ゴージャスなまでに咲き誇る「本紫陽花」が目に入る。

鮮やかな青を観ているだけでも、こころが浮き立つ。
こんなに紫陽花が咲き誇っているの、観たことがない。


額紫陽花も、豊富に取りそろえている。
まずは、「花火」じゃないかと思われるこちら。
こちらも、鮮やかなブルーが目を楽しませてくれる。

続いては、花びらの形が印象的なこちら。

品種名はわからず。
ちょっと撮るのに苦労したため、画像はやや暗め。
額紫陽花はほかにも数種類。
額紫陽花だけで固まってたりして、なかなか見ることのできない光景かも。


ピンク系のお花も、数種類かあって目移りする。
こちらは「クロジクアジサイ」というやつかな。

花びら(本当はガクらしいが)のギザギザの縁取りが素敵だ。
同じピンクでも、次はまたちょっと違うピンク。

品種はやっぱり不明。こちらも花びら(だから、ガクだって…)が印象的だ。


で、こうやって楽しんでいると、非情の場内アナウンス。
「現在、16時20分です。
 16時30分には山門と駐車場を閉めますので、ご退出ください」
わかってはいたが、この季節に16時半退出は、やはり辛い。
お寺さんとはいえ、お金取って客商売をしているのだから、
もう少し融通、とかいうものをしてくれてもな…、と残念至極。
まあ、ここらへんやっぱり売り手市場なんだな、と、なまぐさな想いもよぎる。
咲き誇る紫陽花に、惜しみつつ別れを告げる。

やっぱり壮観。
〝営業時間〟などに微妙な不平を垂れつつも、紫陽花そのものには大満足。
「来てよかった」を繰り返しながら、京阪宇治駅へと向かったのだった。