ナパ経由サンタモニカ、そして…

mike-cat2007-10-08



北カリフォルニアから南カリフォルニアへ、移動なのである。
といっても、サンフランシスコの空港まで、ただ行くだけでは面白くない。
せっかくの機会なので、映画「サイドウェイ」よろしく、
ナパ・バレーのワイナリーをちょっとのぞいてみることにする。
飛行機の時間に合わせ、出発は早朝。
インターステートと州道をとろとろ乗り継ぎ、
まだガスに煙るナパに到着すると、そこかしこにブドウ畑が…

あまりワインには詳しくないのだが、
もう、収穫時期を過ぎているのだろうか、やや腐臭にも近い香り。

それでも、車でズイズイ進むと、ブドウ畑の上を漂う気球を発見。

いや、これはかなりの絶景かも知れない。ちょっと感動。


しかし、ここではたと気づく。
朝8時台って、まだワイナリーとかは空いていない。
ナビとかで調べたワイナリーやワインヤードは根こそぎ全滅。
考えてみれば、運転してるのでテイスティングはできないのだが、
お土産のひとつも買えないのは、ちょっと誤算だったかも…


失意のうちに車を進めると、雰囲気抜群の建物を発見。

マイケル・ルールマンの「料理人誕生」でも取り上げられた、
料理界のハーバード「The Culinary Institute of America」のレストランである。
ううん、入ってみたい、食べてみたいがもちろん無理。
途中見かけたDEAN & DELUCAにて、グルメなサンドイッチとコーヒー、
お菓子なんかを購入し、気持ちを何とかおさめる。


いつかまた来たい、なんて、後ろ髪引かれつつ、SFOへ。
ここからLAXへ移動し、ふたたび車でパームデザートを目指す。
とはいえ、せっかくのロサンゼルス。
ここでもちょいと寄り道をかまさないでいられようか、いやいられない。
サンタモニカ・フリーウェイを逆方向に約10分、サンタモニカ・ピアーを目指す。
ビーチから眺めるピアーに、

ピアーから眺めるビーチの風景。

ああ、仕事でなしにここでだらだらして過ごしたい。


というわけにも、いかないので、とりあえず海を眺めるだけで我慢。

にぎやかなピアーを冷やかし、ふたたび車に乗り込む。


目的地までは、ここから2時間弱。
しかし、途中でもう一カ所寄り道で、大型アウトレットの「カバゾン」へ。
こちらの方に強くお勧めいただいたので来てみたのだが、
とにかくお店のラインナップがすごい。
アウトレットとはいえ、品ぞろえもまずまずで、
LAから2時間かけても行く価値あり、といっていいはずだ。


ウロウロするうちに、お気に入りのデニムブランド、
AG(ADRIANO GOLDSCHMIED)を見つけ狂喜する。
日本で買えばウン万円のデニムが、最終処分価格で$49−、
それもアメリカ人の大好きな「Buy 1 Get 1 Free」だったりする。
思わず4本(それでも$98−)買ってしまう、ダメなわたくし。


ほかにも用もないのにあちらこちらでお買い物。
ついでに寄った程度でこれだから、
本気で来ていたら、どんなことになってしまったことか…
ややゾッとしつつ、お店を後にし、ホテルへと向かうのだった。