砂漠の生き物発見伝

今回の滞在先は、
パームデザート。
文字通り、砂漠、なんである。
さわやかな朝の空気を味わえるのも束の間、
気づいてみれば、あっという間に灼熱地獄。

炎天下で一日を過ごし、シャワーを浴びると焦げ臭い臭いが漂う。
もちろん、焦げているのは髪である。
茶色かった髪はあっという間に金髪に。
ロン毛で顔は真っ黒に焼けてしまい、すっかり雰囲気はサーファーだ。

そんな砂漠でも、楽しみはある。

金をかけて整えられた風景の中に、
突如現れるウサギちゃん、ハミングバード、そしてロードランナー。
そう、意外に砂漠って侮れないのだ。

まずは、花の間をブンブン飛びかう飛行物体。
でっかい蛾だな、と思っていると、実は違う。
日本名だとハチドリとなるのだが、
ハミングバードの方が、何だかロマンティックな響きである。

ワーナー・ブラザーズのアニメでもおなじみ、
ロードランナーの日本名はオオミチバシリ。
コヨーテとの追っかけっこもしていなければ、
「ミッミッ」と鳴くトコも見られなかったが、これまら貴重な体験。
（というか、写真すら撮れなかったのだが…）
ガラガラヘビにコヨーテ、なんてのはあまりお会いしたくないので、
まあこんなとこで、ちょうどいいかな、と満足してみるのだった。