新千歳空港で「アボカド鮭イクラ丼」

mike-cat2008-03-16



1泊2日の慌ただしい北海道出張。
前夜は地場産にこだわり、ホッキ貝
の刺し身とバター焼きに、
厚岸産の牡蠣で軽く舌鼓を打った。
ちなみに厚岸の牡蠣は小ぶりだが、濃厚なお味がたまらない。
牡蠣好きには、外すことのできない逸品かと思う。


しかし、この日は結局、新千歳空港で食事。
いまさらウニ、カニもないだろうということで、北海道百貨<耕人舎>でアボカド鮭イクラ丼。
軽く炙ってタタキ状に仕上げた秋鮭の刺身に、
イクラと北海道産の山わさび、そしてアボカドでガツガツといただく。
濃厚な旨味が口いっぱいに広がると、空港での食事のわびしさもすっ飛ぶ。


意外な当たりに喜びつつ、土産物店をのぞくと衝撃の光景が。
白い恋人は完売いたしました」…
伊勢の赤福とともに、賞味期限偽装で話題を呼んだアレである。
どうやら、昨年11月の販売再開以降、こんな状態が続いているらしい。
まともな生産体制の中で、生産量自体を落としている部分もあるのだろうが、
完売と聞くと、どうにも違和感を感じるのは自分だけだろうか…


根強いファンもいるのだろうが、
明らかに一種のハングリー・マーケットがもたらした異常人気だろう。
プレミア価格で転売されていた、という赤福もそうだが、
偽装問題が、逆にいい宣伝になってしまったという結末に、
人間の心理というものの、不思議さをつくづく感じてしまう。
いまどき、あれほどありふれたお菓子もないのだが、そんな食べたいものなのか…