西麻布はキャーブ・ド・ひらまつで「いちごづくしメニュー」

mike-cat2008-01-17



新装なったラ・レゼルヴのキャーブ・ド・ひらまつで、
いちごメニューをいただく。
“パリの春の朝市の薫り”だそうだ。
茨城のモアーク農場から取り寄せた、
モアークいちごを使ったコースと聞いただけで、もう唾液が止まらなくなる。


まずは食前酒。
ベタだが苺のシャンパンカクテルをいただき、さあスタート。
前菜その1は
「アジのマリネのワイルドライス焼き 苺のドレッシング」

ワイルドライスの香ばしさと、アジの身の絶妙の火の通り具合。
ここに香り高い苺の甘酸っぱさが加わる。いきなり絶品だ。


次に「ラングスティーヌの瞬間ポワレ 苺のコンポートと色とりどりの野菜」

この瞬間、というのは3秒だけのポワレだそうだ。
野菜、ラングスティーヌ、そして苺。
それぞれの甘さが混じり合い、これまら幸せな瞬間を作りあげる。


お魚は「甘鯛のコンフィ フォワグラのクリームとシャルトリューズのきいた苺」

シャルトリューズ、ってのは何だろうと思ったら、
ハーブとかをたっぷり使った、いわばフランス版養命酒だそうだ。
フォワグラの濃厚さと、苺のほのかな薫りがたまらない。


さて、おにく。
「黒豚ロース肉のフュメ・グリエ ホワ・ジャオの香る苺のコンディマン」

桜のチップでいぶした黒豚の芳香と、中国の花胡椒ホワ・ジャオが香ばしい。


ここで恒例チーズ。
と思ったら、ワゴンで好きなチーズを選ぶサービスはいまやっていないとか。
お任せでいただいたチーズはどれも美味しかったが、
選ぶ楽しさがないのはちょっと残念だったりもする。
デザートは2品。
まずは「ヨーグルトのムースリーヌ 苺のヴェルヴェーヌ風味」

ハーブを効かせたウェルヴェーヌがさわやかにムースの味を引き立てる。


「苺のプロフィトロール ヴァニラアイスクリーム」

キャラメル、カスタード、プラリネ、ピスターシュの
4つのクリームがそれぞれに至上の歓びを提供してくれる。


締めは「苺のミニャルディーズ」と合わせ、ハーブティー
ずらりと並ぶハーブを前に、お好みのハーブティーを仕立ててくれる。
ちょっとカルダモンを効かせたカモミールティーにしてもらう。
ううん、満腹がほわほわすっきりとこなされていく。
ああ、やっぱり東京はいいな、とあらためて感じる3時間。
幸せを胸に、自宅へ向かうのだった。