湯島天神で早咲きの梅

mike-cat2008-01-16



早咲きの梅が咲いている、とのことで、
学問の神様として名高い、湯島天神
に行ってみる。
そういえば、行くのは初めてだった。
小学校を何となく受験しただけで、あとは高校までは内部進学だし、
大学受験はしたものの、ろくにやる気もなかったので、
合格祈願とかそういうことは、考えもしなかった。


丸ノ内線本郷三丁目からてくてくと歩く。
実はお目当てその2、で和菓子をちょっと、というやつ。
まずは本郷三丁目交差点の本郷三原堂へ。
昨年12月、75周年を記念して立て替えたという新店舗。
きれいな店内で、かの東京大学の名を冠した名物、
大学最中と、本郷焼き、塩せんべいなどを購入する。

お味は本郷焼きがなかなかナイス。
大学最中はううん、美味しいけど特徴はさほど…


続いて、春日通り沿いの壺屋総本店へ。
Webで検索すると、旭川銘菓でも同じ名前で、
ほとんど同じ商品を売る店があったりするのだが、
本郷のお店は寛永年間創業とのことだし、よりオリジナルなのだろう。
さすがに寛永年間以来の店舗ではなかろうが、
お店はだいぶ年季の入った、どよよんとした雰囲気。
雑誌の切り抜きなんかがそこら中に張ってあって不安がよぎるが、
接客の雰囲気はとても丁寧で、好感が持てる。
で、こちらでは、登録商標の壺々最中と、壺汁粉を購入。

壺々最中が何ともいえず、愛嬌のある形である。
甘めのあんこたっぷりだが、何となく懐かしい味でいいかも。


さて、湯島天神

さすが受験シーズンとあって、とてつもない数の絵馬が…

「弟一志望 ××高校合格」なんていう、
思わず心配になってしまう絵馬もあったりして、なかなか深い。


梅林の中を進むと、小さなロウバイが咲いている。

この冬の季節ならではの、楚々とした風情がなかなかいい。


とりあえず、お参り(道真公ごめんなさい)し、梅探し。

おう、石段脇に、1本だけ咲いている。
裏手に見えるマンションとどうしてもかぶってしまうのが痛いが、
この1月から梅を拝めるだけでもよしとしたい。


1本の梅だけジーッと見ていても仕方がないので、お次は湯島駅近くのつる瀬へ。
こちらではわらびを使った墨丸を購入。

真ん中に入った和三盆をお好みで振りかけていただく。
甘さ控えめで、意外とくせになるお味だ。
ここから、不忍池に寄り道し、帰路に着くのだった。