新宿伊勢丹「アンリ・ルルー」&東京大丸「ボワシエ」

mike-cat2007-11-29



家探し、に来ていたのである。
東京の家賃は高い。
猫という(不動産業界的には)悪条件もあって、
毎度難航する家探しだが、今回も迷いに迷った挙げ句、ようやく決定。
猫もあらかじめ移動させ、あとは大阪最後の日々を過ごすのみ。


ということで、帰りにちょっとお菓子を、ということで、
地下食品売り場の全面改装を終えたばかりの伊勢丹へ。
(大阪にいると、流行からだいぶ遅れているのだ…)
さらにお高く、お洒落になった食品が並ぶ中を、ひょろひょろと徘徊し、
そういえばここは以前大行列ができていた…、
との記憶がある、キャラメリエ&ショコラティエ「HENRI LEROUX」でお買い物。


お土産もあるので、キャラメルなどを詰めてもらおうと、店員さんに声をかける。
この時点で客はほかに1、2組。
だが、何だか店員さん、面倒くさそうな様子が透けて見える。
店員さんは7、8人と、なぜか潤沢なだけに、
よく理由はわからないが、あまり教育がなっていない様子。
箱詰を頼むと、小さい箱は600円、中ぐらいで700円としゃらりとのたまう。


それが方針なら、別にいいのだが、箱だけで6、700円である。
もう少し恐縮そうに「600円いただいているのですが、よろしいですか」
と訊けばいいものを「うちの店で買いたければ」とばかりの上から目線。
開店直後の大行列がそうさせてしまったのだろうか、
基本が「売ってやる」目線での接客になってしまっている。
こんな接客、「メゾン・ドゥ・ショコラ」でも、
ジャン・ポール・エヴァン」でも一度も見たことがない。
モノがいいのは、以前の「サロン・ド・ショコラ」か何かで知っているので、
まあ仕方がないと思って買ってしまった(それを敗北という)が、
何だか釈然としないのは確か。
このままなら、そのうち凋落するだろうな、と冷たい視線で店を後にする。


そして、お次は新装成った、東京大丸。
一気に売り場が若返りし、高齢層を排除したい思惑が丸見え。
いわゆる?おばさん?の常連客を失っても、
若い娘さんに媚びを売る姿勢や如何に…、なんて思いが頭をよぎる。
若い女性にはほかにも行くデパートはいくらでもあるのに、
短絡的な思考に見えて仕方がないのだが、まあ結果は近い将来出るのだろう。


で、こちらでのお目当てはBOISSIER
花びらの形のローズペダル(だったかな…)と悩んだ末に、
パールチョコとトリュフをいくつか買って帰る。
しかし、今回の改装の目玉だったはずの1階のお菓子売り場で、
なぜかこのボワシエは、あんまりというか全然客がいない。
もしかして、東京観光のお土産としては、向いていないのでは…
再び何となく釈然としない思いを抱いたまま、大丸を後にする。


しかし、まあ、それはともかく、
本当に東京には行かなければいかない店が多すぎる。
これからどう暮らしていけばいいのか、何だか悩みが増えそう。
3年のブランクの間に増えた店をどう消化するのか、
しばらくは研究に次ぐ研究が必要となりそうだ。