北野のフレンチ「ルセット」でお誕生日ディナー♪をいただく。

mike-cat2006-05-14



http://www.recette.jp/index.html


快晴のスカイマークスタジアム
日焼けしまくり、一杯も呑まないうちから
真っ赤な顔でお店に出向く。


まずは食前酒、
シャンパンカクテルはベリーニとミモザ
ああ、またこの季節になったな、と少し早めのベリーニをいただく。
こちらのお店はだいぶ桃は少なめ、のベリーニ。
フルーツ感より、シャンパンの風味を生かす、ということなんだろう。
もちょっと桃が欲しかったんだが、まあよしとする。


選んだのはプリフィクスのコース。
予約の際にあらかじめ希望を聞かれ、微調整してもらえる。
アミューズは、うにと魚介のムース、海老を使ったゼリーよせ。

アルコールで湿った口に、ちょうどいい感じでするすると滑り込んでいく。


そして前菜。
仏ドンブ産グルヌイユ(蛙)とブルゴーニュエスカルゴのフリカッセ
 ミルフィーユ仕立て フランシュ・コンテ風

雨の季節を前に蛙とかたつむり、というのもなかなかオツなもんで、
絶妙の火加減のグルヌイユと、エスカルゴは、まさに風味絶佳。
エスカルゴはフレッシュのものを使っていて、食感もとてもいい。


ちなみに奥さんは
茨城産リ・ド・ヴォーと仏産茸、筍のソテー
 ブリオッシュのベーグルサンド仕立て ウフ・ポッシェとハーブのソース

こちらは筍、がスペシャルで使ってある。
リ・ド・ヴォーの味わい深さと、筍の淡泊な味わいが、なかなかのマッチ感を演出してる。


魚料理、だ。
ブルターニュ産バルビュー(平目)のロースト エスカルゴ入りソース・シャンパーニュ
 有機山芋のソテーとブリニと共に

一応、エスカルゴが続くのだが、蛙ちゃんの時とはまったく違う感じなので、
そこらへんはまったく問題なし、というか、気にならない。
平目のロースト加減もよろしいようで、ジューシーな感じがたまらない。


奥さまは
ブルターニュ産ラングスティーヌ(赤座えび)のポワレ
リゾットとセロリ・ラヴのチュイルのフィアンティー
シャンパーニュアメリケーヌ 二色のソース

2色のソース、というのがなかなかうらやましい。
アメリケーヌでひとくちつまみ食いさせてもらう。思わず頬が緩む美味しさだ。


で、肉だ。
ラカンピジョン(鳩)のロティー 桜の木の香り トリュフ風味のソース
 フォアグラのクレーム・ブリュレと共に

鳩、好きなのである。あのちょっと滋味深いような味わい。
ティーにすると、芳潤な香りを伴って、何ともいえない味になる。
フォアグラのブリュレもかなりたっぷりめ。
本場っぽく、かなり濃ゆい味に仕上がっているので、全部は食べきれず…


奥さんは
スペイン産イベリコ豚のグリエ
 じゃがいものムースリーヌとポンム・ガレットのフィアンテイーヌ添え 赤ワインのクーリー

これはかなり香ばしい感じでグリルされていて、脂肪がとにかく甘い。
イベリコ豚といえば、この甘さこそが命だと思うから、これはなかなか楽しい。
一口もらって、ああ、こっちもよかったな…と、いまさらながらに迷ってみる。


で、デザートだ。ここで突然お店が暗くなり、
バースデーケーキとともにスタッフの方からバースデーソングのサーヴィス。
どうもありがとうございました。ケーキも美味しかったです。
で、
ピスタチオのマシュマロ キャラメル・ブール・サレのグラス添え
(ピスタチオの香りのふわふわマシュマロに
 ブルターニュ名産塩バターとキャラメルのアイスクリームを添えて) をいただく。

塩バターと聞いて、逃すわけにはいかない。
ビタースイートなキャラメルの味わいと、マシュマロの食感にうっとりしつつ食す。


奥さんは
苺のクレームとフロマージュブランのソルベ ココット仕立て 銀の飴糸を纏って

こちらは銀の飴糸が、なかなか豪華に盛り付けてあって、うれしくなる一品。
口のまわりに糸が絡み付くのも気にせず、パクッといただく。


最後はカモミールティーをいただきながら、プチフールで締める。
お店もこじんまりとした感じだし、
サーヴィスもやり過ぎず、少な過ぎず、の適度な加減。
美味しくて、楽しいひとときを過ごすことができた。
また来てみたいな、と思えるお店に出逢えたことを、うれしく思いつつ、三ノ宮へ向かった。
最後に、奥さま、どうもありがとうございました。美味しかったです。