東京そぞろ歩きの楽しみ

で、「大人の東京〜」に戻る。大人の東京お散歩マップ
読売新聞夕刊の連載だったとか。
新聞読まない僕は当然知らない。
大人のお散歩コース、58カ所が、イラスト入りで紹介されている。
当然、大人だから、ちょっと粋な飲み屋系の紹介が多い。
しかし、散歩にはどうなんだ、という疑問も挟みつつ、読み進める。


こういうイラストものは、エグさも魅力の一つなんだが、
新聞連載なんで、まあ比較的マイルドな感じ。
3部構成になってて、
最初は柴又だの、築地場外、巣鴨麻布十番、神田古書店街などお江戸系。
あっ、新井薬師前まで入ってる。近所だが、あそこ江戸情緒じゃないな…
まあ、柴又などの下町はともかく、何となく覚えのある土地ばかり。
だが、店はほとんど知らない。けっこうディープな店揃いだ。


第2部は、いわゆるおしゃれ街。銀座、原宿、青山・骨董通り、吉祥寺…
しかし、ここもことごとく見ている店が違う。
人によって違うのは当然だが、こんなにも、目に入るモノが違うとは。
「人は見たいモノだけを見る」とは、まこと真実をとらえた言葉だ。違うか…


「マニアック」をうたった第3部になると、大久保、高田馬場、中野、三鷹
何だか、なじみの深い、そしておしゃれでない街が並ぶ。
どうせなら、池袋も入れていただいてよかったかも(笑)
その他にも、代々木八幡、経堂、白山、大井町、田無…
ここらへんになると、褒めてあっても、
わざわざ時間をかけて、ここまで足を運ぼう、
という意欲を抱くのはなかなか難しいかも。
近所にあったら、ちょっと足を伸ばして、くらいが、
一番適度なスタンスじゃないかな、などと思う。


しかし、茗荷谷まで出てるのは驚いた。
小学校の頃通っていたエリアだけに、何だかくすぐったい。
すみません、丸ノ内線のホームで線路挟んで、キャッチボールしてました。
おしゃれな店とかあったとは、つゆほども知りませんで…
まあ、小石川植物園とかあるので、意外と悪くない散歩コースかも。
懐かしい風景が残っているか、散歩してみるのも悪くないかな。


しかし、こうしてガイド本になっているのを見ると、
散歩したい、よりここらへん住んでみたい、との思いもよぎる。
そういえば「hanako」の「この街に住みたい」も好きだし、
アド街っく天国」も以前よく見てた。いまテレビ自体見てないんで、見なくなったけど。
ううん、ヒマがあれば、ほんとそぞろ歩きして、
チャンスがあれば、新しい街にも住んでみたい。
まあでも、依然、住みたい街ランク上位は西麻布・麻布十番、渋谷、大久保。
最後だけ毛色が全然違うのは、僕の思考の脈絡のなさを、よく表してるかも。