多少硬めの三浦しをん「極め道」

本日2冊目は、絶版ものをようやく入手した、
三浦しをんのエッセイ第1作「極め道」。ISBN:4334780423


いや、やっぱり面白い。
もちろん、微妙に硬いし、まだ遠慮があるのだけど、
やはりこの作家の感性って、つくづくすごい。


その後、新宿・伊勢丹を「欲望百貨店」(名言…)
と呼ぶようになる著者の、伊勢丹熱もちょっと描かれていた。
同じく伊勢丹に行くと、人間としてダメになるやつとして、
やたらと共感を覚える。
いや、最近のメンズ館はホントにお高い服が増えすぎて、
ちょっと厳しいものはあるのだが…


そのほかのエッセイも、秀逸♪
しかし、気になったことがひとつ。
ともだちが、恋人のオーストラリア人・マーティンとキスをする時、驚いたらしい。
「マーティン、目を開けてる!!」。
その後は、その是非について語られているんだが、
その基本論調が「ふつう、目閉じてるはず」だったのだ。


えっ、目を閉じるものなんだろか?
確かに女のコで、目を閉じているコが多いな、と思うが、
オトコも、目閉じるべきなんだろうか?
顔見ながら、キスできるし、いいかな、とも思っていた。


ちなみにマーティンの理由は「唇の位置がわからない」だそうだ。
それも違うだろ、と思っていたら、
エッセイのくくりは「心の目で見るのだ。マーティン」。
はい、僕もそういたします(汗)