祝5周年!の東京ディズニーシーへ。

mike-cat2006-09-28



前日の疲れをものともせずに、
朝7時過ぎに起床する。
そういえば、海側スイートに通してもらったな、
と再び感激を胸にカーテンを開けると、
そこには青い空、青い海の一面の絶景が広がっていた。
幸先のいいスタートににんまりとしつつ、
素敵なこの部屋とのお別れを惜しむわたくしたち…。
オークラの朝食に後ろ髪を引かれつつも、
開園時間近づくディズニーシーへ向かう。



開園と同時に、は果たせなかったが、エントランスをくぐると、
京葉線に事故があったとかいう情報がさりげなく掲示されている。
近くに泊まってよかった、と安堵に包まれると同時に、
「これで混雑しないかも…」と、邪な考えが頭をよぎる。
巻き込まれた人、本当にごめんなさい。
幸い、影響を被らずに済んだのだが、
実はキャストの一部も到着できず、中止や休止があったとか。
こんなこと考えた罰は、あとで自分にもめぐってきました…


それはともかく、まずはお目当ての「タワー・オブ・テラー」へ。
以前、オーランドのディズニー・MGM・スタジオで乗ったことがあるのだが、
〝最恐〟の名にふさわしい、かなりグッとくるアトラクションだった記憶がある。
もっとも、あちらは往年のTVシリーズ、
トワイライト・ゾーン」をモチーフにしているが、
東京版の「タワー〜」は、NYのホテル・ハイタワーを舞台に、
世界中から珍しい品々をかき集めた、大富豪ハイタワー3世にかかった呪いの話。
開園後20分ほどで、待ち時間は30分の表示だが、
背景のストーリーをさらさらと眺めている内にあっという間に順番が回ってくる。


ストーリー説明を兼ねて、1階のハイタワー3世の執務室へ通される。
アフリカの不思議な偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」が、
オッと驚かせてくれたりして気分は上々。
いよいよ〝業務用エレベーター〟に乗って、ホテルの最上階に向かう。
そして…
オーランドではその瞬間、うっかり胸ポケットに入れていたメガネが浮遊、
「何か、見たことあるメガネが浮いてる」とぼんやり考えてるうちに、
ようやくハッと気付き、あわてて引っつかんだ、という経験があるが、
やっぱりこのアトラクションは、ひたすらオーッと絶叫してしまうすさまじさだ。
(もちろん、全然危険はないのだが…)


お約束の写真を購入し、早くも午後2時すぎの表示のファストパスをゲット。
「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」に乗って、
アメリカンウォーターフロントからポートディスカバリーへ移動する。
(実は、ミート&スマイルを見逃していた…)
快晴の秋空の下、やたらと気持ちよさそうな「アクアトピア」に乗ってみる。
これに乗るのは初めてだったのだが、こういう天気だと、本当に気持ちいい。
少しぐらい濡れてもかまわなかったが、特に水を被ることなく終了する。


夏を思い出す強い日差しに負けず「ロストリバーデルタ」へ。
まずは混雑を避けるため、朝食と昼食を兼ねた食事で、腹を満たす。
この日はレイジングスピリッツが休止ということもあって、
(ちなみに、これは事故の影響ではない)
アトラクションの数には多少不満も残るが、
その分、こういう時間的余裕があるのが、ディズニーシーのいいところだ。


インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」
は待ち時間20分足らずであっという間に乗ることができた。
前日に続き、年がいもなくキャアキャア叫びながら楽しんだ後は、
これまたシーでは数少ない絶叫系「センター・オブ・ジ・アース」へ。
以前来たときは、空いているのをいいことに4回くらい乗ったっけ…
こちらの待ち時間はやや長めの40分表示だが、
それでも普段のTDRなら、待ったうちに入らない時間だ。
最後の落っこちにまたもやキャーッとやって、
満足しながらアトラクションを終える。


お次は、今回狙い目のひとつだった「ヴェネツィアン・ゴンドラ」へ。
20分待ち(ご機嫌♪)で乗り込み、
ヴェネツィアの水路から〝大海原〟へと向かう。
これも初めて乗ったのだが、なかなか陽気なキャストに恵まれたらしい。

好天の下に臨む、プロメテウス火山もなかなかの絶景という感じだ。


ちょいちょいとお買い物をした後は、
7月に始まったばかりの「レジェンド・オブ・ミシカ」鑑賞。

実はいろいろとストーリーがあるらしい→ウィキペディアが、予習不十分で、ただただ眺める。
もちろん、予習なしでも楽しめるのだが、
お目当てのキャラクターが上陸する場所とかをきちんと覚えておくと、
悔しい思い(いい大人のクセに…)をしなくてすむのも確かだ。
鑑賞したサイド(アメリカン〜側)に上陸したのは、
〝愛の精 ルビーのグリフィン〟に乗ったミニーちゃん。

奥さまお気に入りのチップとデールは、対岸に上陸してしまった。残念…


ショーが終わると、2度目の「タワー〜」のファストパスのお時間だ。
100分待ちの表示を横目に、またもやするすると場内へ。
今回こそ、と「シリキ・ウトゥンドゥ」を注視するも、またもびっくり。
なかなかやるな、おぬし…


お次はブロードウェイシアターの「ビッグバンドビート」へ。
こちらは、ビッグバンド全盛期のスウィング・ジャズのレビューショー。
そこまで期待せずに観に行ったのだが、これがなかなかいい。
キャラクターの登場時間的には、やや少ないのだが、
猫のマリーちゃんやミニーのダンスになごみ、
ミッキーの多芸さに感動(ちょっとオーバー?)する。


ここからエントランス前を通り、「アメリカン〜」の対岸へ。

対岸から眺めるタワー・オブ・テラーも、なかなか圧倒的な感じだ。


お次は、チップとデールを追い求め、
ケープ・コッドの「ドナルドのボートビルダー」へ向かう。
ハンバーガーを手に、故障中の釣り船を舞台に繰り広げられる寸劇を楽しむ。

しかし、つくづくチップとデールって、××ではないか、と思ってしまうが、
それはそれで、別に何が悪いわけでもない。
状況証拠はそんな感じだよな、とただただ思うだけだ。


やや〝ゆるめ〟のショーも終わり、この時点で時間は午後5時半過ぎ。
さて、次はどこに行こうか、というところで、京葉線がいまだにまずいとの情報…
大急ぎで調べてみると、どうも1時間に1本とかそんな感じらしい。
夕方は8時過ぎの電車で羽田に移動の予定だったが、どうにも不安がよぎる。
わざわざ浦安までバスで出た挙げ句、
混雑間違いなしの東西線京急乗り換えというのも気が進まない。
おみやげもまずまず買ったことだし、

マーメイドラグーンやアラビアンコーストに心残りを感じつつも、
急遽予定を繰り上げ、羽田行きの最終バス(18:30)へと向かう。


羽田のターミナルで時間を潰し、関空行きの最終便で大阪へ。
JRのせいで、ディズニーシーは満喫とはいかなかったが、
次回に向けてお楽しみを残したと思えば、それもまたよし。
ハードながらも、楽しかった2日間の余韻に浸りながら、家路に着く。
TDRのお土産袋が、深夜の南海電車でやたらと浮き上がって見える。
そして、難波からの帰り道。あの「夢の国」の雰囲気とは、
180度まるっきり趣向の違うナニワの雑踏で、現実感を取り戻したのだった。