約2年ぶりの東京ディズニーランド(TDL)。

mike-cat2006-09-27



朝一番の飛行機で伊丹から羽田に移動、リムジンバスでTDRへ。
飛行機が20分遅れのスタートとはなったが、リムジンは渋滞もなく30分で到着。
9時の開園には間に合わなかったが、とりあえずエントランスをくぐる。
天気予報は雨だったが、この時点ではあやしげな薄曇り、という感じ。
雨の予報で来園者が減ることを期待しつつ(ネガティブ…)、
早くもハロウィーン仕様に模様替えしたシンデレラ城(改装中)を眺める。
単純な性格が役に立つのはこういう時だろう。気分は早くも盛り上がりまくりだ。


園内は、雨予想の平日とあって、通常よりはだいぶすっきりめに見える。
とはいえ、そこはそれディズニーランド。
明らかに学校をサボっている学生風や、
明らかに学校をサボらせている親子連れはそこかしこにウロウロしている。
まあ、僕も高校時代とか同じことしてたんで、別に文句はないのだが…


まずは、まだ未体験だった「バズ・ライトイヤーアストロブラスター」のファストパスをゲット。
そのままトゥモローランドを早足で抜け、ハロウィーン仕様の「ホーンテッドマンション」へ。
と思っていたら、「プーさんのハニーハント」が30分待ちの表示なので、まずは乗っておく。
30分なら、たいてい20分ぐらいで乗れるはず、の予想通り、スムーズに順番が回る。
ご機嫌でプーさんワールドに浸った後は、
映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」をモチーフにした、
ホーンテッドマンション "ホリデーナイトメアー"」を待望の初体験としゃれ込む。

入り口付近からハロウィーン・ムード満点の「ホーンテッド〜」も待ち時間は30分の表示。
あっという間に行列の先頭が近づいてくる。
主役のジャック・スケリントンを始めとした、映画の面々がいい感じに不気味でたまらない。
期間限定でこれだけその世界を作り込んでしまう、ディズニー・マジックにもひたすら感心…


ここから屈指のお気に入り、「スプラッシュ・マウンテン」へ。
日産自動車がスポンサーから下りるそうだが、影響はないんだろうか。
しかし、雨模様がやや気になる。
ちょっとぱらついているな、なんて思っていたら、
20分少々の待ち時間の間に、小雨より気持ち強めの雨足になっていた。
最後のスプラッシュを迎える前に、何となく濡れそぼってしまうのが残念…
のどかな物語世界をくぐり、奈落の底へストンと落ちていく。
ちなみに、最後列は前が見えなくて本当に恐いような気がする。


お次は「ビッグサンダー・マウンテン」のファストパスをゲットし、
ファストパス獲得済みの「アストロブラスター」へと向かう。
40分待ちの表示を横目に、わずか5分で行列の先頭へ。ああ、優越感…
しかし、ろくに説明も見ずに乗ってしまい、いまいち当たり判定がわからない。
▽や□、○のどれが何点なのかわからないまま、撃ちまくって2万数千点。
もしかして、これってだいぶ下手くそなのでは…、と思いつつ、終了する。
ちなみに、けっこうハマってしまい、この日合計4回挑戦したが、結局最高6万点…
どうやったら10万点以上なんて、狙えるのか…。今後の課題、ということで。


ここで、そろそろお昼に差しかかる。
正午から開始の、期間限定ショー「クーキースプーキー・ハロウィーンナイト」のシート抽選へ。
「スペース・マウンテン」横のホールの抽選会場には歓声が響く。
当たり外れの歓声かと思ったら、どうも〝通〟は席番で良席かどうか判別できるらしい。
とりあえず座席はもらえたので、安心して抽選会場を後にする。
そして、雨を避けるのも兼ねて「スペース・マウンテン」の行列へ。


こちらも待ち時間20分少々で乗り物までたどり着く。
雨はイヤなものだが、こうやってみると、むしろありがたいものと実感する。
LA(といってもオレンジ・カウンティだが…)のディズニー・ランドでの
ビッグサンダー・マウンテン」の事故の影響か、やはりスピードは遅くなった気がする。
しかし、30ウン歳、三半規管が衰え始めたオッさんは降り際にややフラフラ…
ずっと以前、マウンテン系がこれだけだった時代(何歳だったかはナイショだが…)は、
平日に学校サボって行って、5回6回と連続して乗ったものだが、
ふらついたりすることは決してなかったのに、時の流れはつくづく残酷なものだ。


再び外に出るが、いまだ雨が止まない。
20分待ちの表示の「ミクロアドベンチャー!」に向かう。
映画のストーリーもほとんど忘れたが、こちらのストーリーは覚えている。
お約束の3D映像に手を出してみたり、最後の犬のクシャミに苦笑いしたり…
毎回行くほどのアトラクションでもないが、たまに行くとやっぱり楽しい。


このあたりでようやく天気が回復してくる。
かなり濡れてしまった後、ついに買ってしまったカッパを持て余しながら、
ファスト・パスの時間も近づく「ビッグサンダー・マウンテン」へ向かう。
5分ほど時間が余ったので「ウエスタンランド・シューティングギャラリー」で寄り道。
10点満点で「シェリフバッジ」をいただき、子供のように喜んでみる。
「ビッグサンダー〜」は前述の通り、迫力不足を感じつつ、景色を楽しむ。


ここからアトラクション乱れ打ち。やっぱり空いているとすべてがスムーズだ。
2度目の「スプラッシュ〜」に「アストロブラスター」などをやっつけつつ、
トゥーン・タウンの「ミッキーの家とミート・ミッキー」へ。
ここでこの日最長の待ち時間〝40分〟(実質30分だが)をこなして、ミッキーとお会いする。
「スチームボート・ウィリー」の撮影の合間のミッキーと、ご機嫌の記念写真。
何となく流れでハグまでしてしまった。ああ、童心に帰るって本当に楽しい。
道端で出会った扮装したキャストさんに、
TRICK OR TREAT〟と声をかけて、あめ玉もいただき、ますますご機嫌だ。


そしていよいよ、メインイベントのひとつ、
「ディズニー・ハロウィーン・パレード“スクリーム&シャウト”」が始まる。
まずはスクリーム&シャウトと、ダンスの練習。
絶叫の準備を整えると、いよいよハロウィーンの扮装に身を包んだキャラクター達が、
カボチャやガイコツをあしらったフロートで続々と登場してくる。

先頭はハロウィーンのオバケちゃんたち。

そして、猫に乗り込んだミニーちゃん。

奥さまお気に入りキャラ「チップとデール」はこの日のコスチューム大賞。

ドラキュラに扮したドナルドは、カツラがやけに笑えたりする。


ここからまたも「アストロブラスター」や「カリブの海賊」アトラクションをこなし、夕食。
暗くなった園内で「エレクトリカル・パレード」の開始を待ちわびる。
つくづく思うのは、雨が止んでよかった、ということだ。
このパレード。いってみれば、お酒を飲んだときの締めみたいなもの。
これを観ないと、何となくおさまりが悪くなってしまう。

パレードの開始に心をときめかせ、

ドラゴンの鼻息におおっと歓声を上げ、

プーさん一同の愛らしさに(年がいもなく)感激する。


上空の気流が悪く、残念ながらディズニーマジック・イン・ザ・スカイは中止。
最後のショーの前に「プーさんのハニーハント」②で再びなごむ。
朝の時とは動きがやや違っている。むむむ、これまたさすが、と感心。


さあ、本日最後のショーは「クーキースプーキー・ハロウィーンナイト」。

闇に包まれたシンデレラ城の幻想的な雰囲気の中、ロック・パーティーが始まる。

昼のパレードに続き、各キャラクターはフロートで登場だ。


ここにきて、座席の秘密がようやく判明する。
パーティーを邪魔する悪役ヴィランズが、観客席を駆け回るのだ。
最前列はもちろんのこと、通路際の席の観客には、
悪役キャラクターたちが、いろいろと悪戯を仕掛けてくる。
通路際席の奥さまも、〝怪物〟に頭を撫でられ、キャーッと悲鳴。
なるほど、これは席の良し悪しで、楽しめるレベルが大きく変わってくる。


大いなる盛り上がりを見せて〝パーティー〟は終了。
さあ、最後の追い込みにかかる。
白雪姫と七人のこびと」「ピーターパン空の旅」から、
アストロブラスター」最後の挑戦で、満喫しまくりの一日を締めくくる。
雨には祟られたが、アトラクションの満足度を考えると、かなり上出来だろう。


宿舎は、オフィシャルホテルのホテルオークラ東京ベイ。
たまに来るのだから、アンバサダーとかミラコスタもいいのだが、値段がどうも…
しかし、ホテルに到着し、チェックインに臨むと、うれしい一言を頂戴する。
「お部屋が空いていますので、スイートにご案内いたします」。


オーバーブッキングでもあったんだろうか。それにしてもありがたい限り。
そういえば、オークラは神戸でもよくアップグレードをしていただいた経験が…
大感激でお部屋に向かうと、
そこには71平米のエグゼクティヴスイートが広がる。
正規料金で泊まると103,950円だとか。
(オークラさん、本当にありがとうございます)
歩きすぎの足を大理石の風呂で休め、
最高の休日にふさわしい、ゴージャスな気分で泥のような眠りについたのだった。