「本・漫画」バトン

意味なしパンダ…

お世話になっている時間旅行のユキノさんから
「本・漫画バトン」をいただいた。


メインのお題は5問。
●最近思う「本・漫画」
●直観的「本・漫画」
●好きな「本・漫画」
●こんな「本・漫画」は嫌だ!
●この世に「本・漫画」がなかったら・・・
●次に廻す人、5人
質問がかなり哲学的で、なかなか難しい。
むむむ…、と考えつつ、回答してみることにする。
ちなみに本・漫画をごっちゃにできない性質なので、別口で書く。


●最近思う「本・漫画」

最近思うこと、だから何でもいいはず、と言うことで、。
翻訳もののエンタテインメントの刊行点数が少ないことが気がかり。
文学ものは新潮社クレストもあるし、まめに探せばすぐに見つかる。
SFや本格ミステリに関しても、根強い固定ファンがいることもあり、
ある程度安定した刊行点数が維持されているように思う。


でも、いま「ダーク・タワー」のシリーズが刊行途中の、
スティーヴン・キングは、さっぱりといっていいほど新刊がないし、
ロバート・マキャモンやネルソン・デミルも、刊行ペースはいまひとつ。
デニス・ルヘインやジョー・R・ランズデールらの新刊も、最近見た覚えがない。
リチャード・ノース・パタースンジョン・グリシャムによる、
リーガル・サスペンスも元気がないような気がするし、
そうそうジェームズ・エルロイだって、新刊は絶えて久しい。


流行りすたりは当然あるし、少ない刊行点数の中でもハズレを恐れずに
どんどん新鋭の作家にトライしない僕もいけないのだが、
やはり書店の店頭だけを見ている限り、出版状況は寂しい限りだ。
「ハリポタ」に代表されるファンタジーに、棚を奪われている状況を見るにつけ、
「何とかならないものかな…」と思う毎日なのだ。

  • 漫画

漫画といえば、幼稚園の頃から
「がき刑事(デカ)」に「ドラえもん」などなどを貪るように読み、
半ば漫画で読み書きを覚えただけに、思い入れはかなりある方だと思う。


ただ、ここ10年ほどは漫画雑誌そのものを買わなくなったので、
以前ほど触れる機会はなくなってしまった。
連載開始当初から読んでいる「美味しんぼ」なんかでいえば、
単行本だけは粛々と買い続けてはいるが、
以前のように半ばバイブルのように読みふけることはなくなった。
かなりの部分で惰性だし、第一いまスピリッツの連載陣すら何も知らないのだ。


ただ、いまでも好きは好きなんで、
本屋の店頭では必ず漫画コーナーはのぞく習慣は続けている。
だから、話題の漫画なんかは見かければ手に取っている程度だ。
というわけで、いわゆる漫画好きより、話題にははるかに遅れている。


という中で、「最近思う」ことは何かといえば、やはり、
かつての名作を漫画文庫で一気読みしたいな、
みたいなかなり後ろ向きな考えだろうか。


漫画文庫の棚を見ると、久しぶりに読みたいな、
と思う本はめじろ押しなのだが、全巻セット数千円を出してまで、
というのがないのも確かだったりして、何とも悩ましい。
かといって、漫画喫茶は何かやだし、古本もイヤ、ということで、
悩みは解決されないまま、ジリジリしていたりするのが「最近思う」ことなのだ。


●直観的「本・漫画」
前の質問が長くなったので、こちらは短めに。
直観的に「本・漫画」といえば、人生の欠かせない一要素。
後の質問とも重なるのだが、
映画と本・漫画がなかったら、生きていく楽しみのかなりの部分が失われる。


●好きな「本・漫画」
ジャンルとか、内容にこだわるときりがないので、細かい点にこだわって書く。
本に関していえば、活字が大きすぎないものが好き。
ハヤカワのポケットミステリみたいな細かいのも、やや苦手だ。
文庫でいうと、文春、新潮ぐらいがベスト。
創元推理文庫も悪くないけど、集英社、角川のは少し苦手かもしれない。


二段組みのハードカバーは好きだが、行間の詰まりすぎは苦手。
ソフトカバーよりは、ハードカバーの方が何となく好きだ。


漫画に関していえば、暑苦しくない絵柄が好き。
線の太さ細さは関係ないけど、
生真面目な割にデッサンがぎこちない絵は嫌いかもしれない。
とはいっても、浦沢直樹も好きだし、西原理恵子も好き、
蛭子能収ですら好き、となれば、あんまり厳密な好みはないかも…


●こんな「本・漫画」は嫌だ!
本でいえば、いわゆる、〝本を読まない人が読む〟ベストセラーは嫌い。
もちろん本にもよるのだが、あまりにもパターン化された感情描写や、
単調な表現ばかりで読むに耐えないことが多い。


あとは自己啓発本や説教本が大嫌い。
誤解を恐れずにいうと、自己啓発したいなら、
そんな本にお金を費やすことから、まずやめるべきだ、と思う。


漫画でいうと、絵が下手なものは嫌い。当たり前か…
西原理恵子なんかは自称ヘタというけど、
味のあるヘタウマなのでまったく問題はないと思う。


あとは過剰なアニメ絵、というか、
アニメ風巨乳美少女は、嫌いというより苦手かもしれない。


●この世に「本・漫画」がなかったら・・・
いまいきなり「本・漫画」をすべて奪われたら、とても耐えられない。
政府による圧政が原因だったら、間違いなく革命に命をかける。
ただ、もともとそんなものが存在しない、としたら、何とも思わないかも。
もし、そんな状況でも、新聞・雑誌が存在するならば、
そこから「本・漫画」みたいなものを想像し、欲しがるかもしれないけど、
新聞・雑誌すらないとすれば、さすがに何も感じないような気がする。


●次に廻す人、5人
こちらは毎度のことなんだが、
お読みいただいた方でもらっていただける方がいれば、よろしくお願いします。


以上、「本・漫画」バトン。
ちゃんと質問に答えられているのか、
いまいちわからないままに終わってしまい、ひたすら反省…なのだった