ことしはいまいち? 三室戸寺の紫陽花


いよいよ紫陽花の季節が到来、というわけで、
宇治のあじさい寺三室戸寺に約1年ぶりに行ってくる。
昨年は6月14日→http://d.hatena.ne.jp/mike-cat/20050614
1週間遅れだが、ことしは育成状況がどうも…、との噂。
勝手に〝ちょうど見ごろ〟を信じつつ、京阪に揺られていく。
この日はあいにくの雨。とはいえ、あじさいには雨がよく似合う。


京阪宇治から連絡バスで約5分。
バスを下り、山門をくぐると、横にぽつぽつとあじさいがお出迎えする。
あれ、意外と花が小さい&少ない。
いや、ホシアジサイは昨年同様、どれもきれいだ。

でも、いわゆるスタンダードなあじさいが、一面にバーンみたいな感じがない。
昨年はもうちょっと…、なんて思いつつ、ずずずいと奥へ向かう。


しかし、ちょっと気になるのは、昨年より花がピンクに色づいていること。
見ごろ時期的には昨年より進んでいるのに、
花自体のボリュームはいまいち少ない…、
つまり、ことしは育成状況が悪いのかも知れない、ということに気付く。


坂を上り、あじさい庭園全体を見渡せる場所へ向かう。

やはり、である。花は少なく、緑が多い。
でも、近くで見ると、花や葉は早くもちょっと傷み始めている。
この後、何度となくつぶやく「昨年のアレを見ちゃってるから、どうもねえ」の、
第1回発声がここで行われることとなる。


それでも、気を取り直して本堂へ。

ちょっと階段はきつめだが、昇っただけの甲斐はあったようだ。
まだまだ走りのハスが数輪見ることができた。


ここから再びあじさい庭園へ。
レフ板を抱えた気合い撮影オヤジをかいくぐり、あじさい庭園を散策する。
「昨年は…」のつぶやきは続くのだが、
昨年の映像さえちらつくことがなければ、やはり絶景には間違いない。

ゆっくりと中を周りながら、たっぷりと目を楽しませる。


帰路でもやはり口をつくのは「昨年は…」ではあったのだが、まあそれも一興。
ばらつきがあるのが、自然(完全に自然じゃないが)のお花というものだ。
強くなった雨脚を避けるように、京阪宇治へ。
さて、ことしの紫陽花、あとはどこへ行こうかな、と迷いながら、大阪へと戻ったのだった。