何だか、芥川賞、直木賞候補発表だそうで。

これに〝直木賞受賞作〟のオビを!

http://www.bunshun.co.jp/


まずは芥川賞。候補作はこちら。


伊藤たかみ
(いとうたかみ) 「無花果カレーライス」(文藝夏号)
楠見朋彦
(くすみともひこ) 「小鳥の母」(文學界六月号)
栗田有起
(くりたゆき) 「マルコの夢」(すばる五月号)
中島たい子
(なかじまたいこ) 「この人と結婚するかも」(すばる六月号)
中村文則
(なかむらふみのり) 「土の中の子供」(新潮四月号)
樋ロ直哉
(ひぐちなおや) 「さよなら アメリ力」(群像六月号)
松井雪子
(まついゆきこ) 「恋蜘蛛」(文學界六月号)


毎度ながら、芥川賞は文芸誌に掲載されて間もない本も多く、読んでないケースが多い。
まあ、映画のアカデミー賞と同じ感覚だろうか。
候補作はほとんど読んでないけど、著者の名前だけで、ああだの、こうだの考える。
そうなると、僕的にはやっぱり栗田有起にぜひ、ということになるのかな。
オテルモル」は印象深い作品だし、「お縫い子テルミー」もよかった。
「マルコの夢」がどんな作品かわからないが、ちょっと期待したい。
中島たい子は「漢方小説」がよかったけど、
栗田有起との二択なら、栗田有起に軍配という感じ。
伊藤たかみは、「ミカ! (文春文庫)」読んだけど、あんまり印象ない。
松井雪子も、以前のマンガのイメージは強烈なんだけど、
イエロー」(これも候補作だったかな)は印象希薄だった。
あとの方々は、名前を聞いたことがある程度。むむむ、何ともいえないかな。


で、直木賞。候補作はこちら


絲山秋子
(いとやまあきこ) 「逃亡くそたわけ」(中央公論新杜)
恩田 陸
(おんだりく) 「ユージニア」(角川書店
朱川湊人
(しゅかわみなと) 「花まんま」(文藝春秋
古川日出男
(ふるかわひでお) 「べルカ、吠えないのか?」(文藝春秋
三浦しをん
(みうらしをん) 「むかしのはなし」(幻冬舎
三崎亜記
(みさきあき) 「となり町戦争」(集英社
森 絵都
(もりえと) 「いつかパラソルの下で」(角川書店


こっちは読んでるぞ。読んでないのは恩田陸だけ。
作家名だけで言うなら、絲山秋子森絵都三浦しをんかな。
しかし「逃亡くそたわけ」は、絲山作品の中では、僕的にはベストと言い難いし、
三浦しをんむかしのはなし」も、すごく面白かったけど、
何かまだもっとすごい傑作までの〝産みの苦しみ〟的な部分も否定できない気がする。
個人的には、ことし上半期ベストの「いつかパラソルの下で」で、ぜひ森絵都に、というのが希望かな。
ただ、古川日出男ベルカ、吠えないのか?」が獲るのも、とても面白い気がする。
気はするのだが、たぶんムリだろうな。独創的かつ異色過ぎるかも。
恩田陸は読んでない作品。だから何ともいえないが、
この人はいつでも獲れるだろうから、いいんじゃない? という無責任なことを言い放つ。
ファンの人、ゆるちてください…
朱川湊人の「花まんま」はすごくよかったと思うけど、ほかの作品と比べると一枚落ちる気が。
それは三崎亜紀「となり町戦争」にも同じ。
いい作品で、印象的だけど、これじゃないかな、という感じがしてならない。
ううん、発表14日? 楽しみにしておこうっと。


で、追加。ひさしぶりにCD買った。
相も変わらず、同じようなジャンル、同じようなテイスト。
いや、まったく進歩ないけど、聞いたらやっぱりハマった。

ア・スペシャル・ナイト:フル・フレイヴァ,
フル・フレイヴァ feat.ロレイン・マッキントッシュ,
ヘイゼル・フェルナンデス, ドナ・ガーディア, ジュヌヴィエーヴ・シルバ, ディージェイ, モクシャ
こちらは〝Make This A Special Night 2004 feat. Lorraine McIntosh〟
がとてもいい感じにベタなディスコっぽさで、もうたまらない。
カヴァーだそうで、元の曲を知らないけど、体が動きだしてしまう、ご機嫌さだ。

ビッグ・シティ・ナイツ:スペース・カウボーイ
こちらも、カヴァー曲がそそる。前回のプリンスやヴァン・ヘイレンに続き、今回はレニー・クラヴィッツ
このカヴァーはボーナス・トラックになっていたので、日本版を買う。
輸入盤より700円も高いのは、ちょいと気にしてはみたのだが。
どちらも、しばらく聴き惚れることができそうな感じ。
さ、お散歩しよっと。暑いけど…