私用のため、4日間の帰京。

mike-cat2005-04-10

新幹線車窓から見える桜に誘われ、
荷物を置いてさっそく千鳥ケ淵に桜見物に出かける。
好天もあって、すごい人出。
九段下の駅から、異様なムードが漂ってる。
この時期、近くに行ったついでに寄ってみる程度だったので、
日曜の桜見物とか、ベタなタイミングは初めて。
つくづく、土日休みの仕事じゃなくてよかった、と実感する。


しかし、ひさびさの千鳥ケ淵、それもきちんと花見気分で来ると、
やっぱり格別だ。圧巻としかいいようのない光景にうっとりする。
たまに屋台とか出てて、ちょいと目障りだが、まあよしとする。
おう、〝松阪牛焼き肉〟の屋台発見!
「嘘つけ!!」と思ってよく見たら、松〝板〟牛でやんの。確信犯?
焼き加減とてもいいかげんそうで、まずそうだった…
桜並木沿いに超高級マンションも発見!
高そうだな… ふつうに1、2億円するんだろうな。
ちなみに、1階は住民専用カフェらしい。
だけど、せっかくの桜もこの見物客の数を見たらがっかりかも、と、
負け惜しみのように高級マンションにケチをつける。
どうせ、買えないからいいや…


駅の混雑を避け、飯田橋まで歩く。
目的地は神楽坂のクレープリー「ル・ブルターニュ」。
http://www.le-bretagne.com/index.html
せっかく交通費かけて東京まで帰ってきたからには、
おいしいものくらい食べないと、割に合わない。
季節のガレット(そば粉のクレープ)は、
鱈と菜の花、グリュイエル・チーズ。名前は〝ペシャー〟とか何とか…
それに生ハム、卵、チーズのジャンボン・クリュをいただく。
菜の花と鱈はけっこう意外な取り合わせだけど、
春らしくって、あっさり軽め。
クレープの風味と絶妙にマッチして、もうたまらない。
ジャンボン・クリュは生ハムがけっこう少なめ。
ちょいともの足りない気もするが、全体的なバランスはこれでいいのかも。


デザートは、3種のベリーが季節のガレット。
ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリー。
酸味と甘みが、口の中で融け合う。あっという間に、皿の上から消失する。
もうひとつは、定番の塩バターキャラメルとアイスクリームのガレット。
塩バターキャラメルのアイスの、ほのかな苦味が、これまたたまらない。
冷めないうちに食べたいのに、ガツガツ食べるのがもったいない。
でも、結局あっという間に食べ尽くす。


食後は腹ごなしを兼ねて、市ケ谷まで外堀通り沿いの桜を見物。
これはこれで、なかなかいい風情の桜並木でご機嫌だ。
とりあえず、この一日だけで来た甲斐があった、というくらい。
翌日からのスケジュールを一瞬忘れ、満足感に浸ったのだった。