2日目初っぱなは油麻地の「倫敦大酒樓」にてワゴンの飲茶。

夜景も見ました。一応ですが…

おばちゃんたちが、笑顔でワゴンを押しながらメニューを読み上げる。
当然、全っ然わからないので、見せてもらいながら注文する。
が、英語の説明、微妙にいいかげん。
けっこうドキドキしながらの食事となる。ま、それも一興だけど。


かにみそシューマイ、エビギョーザ、山竹牛肉球(蒸しミートボール?)、
ライスクレープ、チャーシューパイ、揚げ雲呑のチリソース添え、フィッシュボール。
で、甘みはお米の揚げ団子、マンゴー入り大福ココナッツ和え。
お茶がぶ飲みしながら、あっという間に平らげる。
マンゴー大福はかなり絶品といっていいかも。
でも、チャーシューパイと、ライスクレープは大ハズレ。
まさに中華独特の〝油の洗礼〟だった。


そのダメージを癒やすべく、旺角にて紅茶&デザートの「仙跡岩」へ。
ナタデココ入りミルクティーと、ナタデココ入りライチジュースをいただく。
タピオカミルクティーもそうだけど、肺活量を問われるひとときだ。
音立てるのも構わず、ごぼごぼと吸い込む。
味でいえば、どっちかというと、さわやかライチジュースに軍配かも。


地下鉄で香港島の銅鑼灣に移動し、時代広場前の「池記」へ向かう。
ここは渋谷のパルコにも支店がある、雲呑麺のお店。

  • 「薑葱撈麺」…ネギショウガの油そば。シコシコ細麺のスナックっぽさがたまらない。
  • 「鮮蝦雲呑麺」…看板商品の蝦雲呑麺。前日も食べた気がするけど、いいんだい。好きだから。

でも、ここのはやっぱり雲呑のサイズと、麺のボリュームがナイス。おやつとしてかなりイケてると思う。


少し胃を軽くするため、近所の「恭和堂」へ。いわゆる亀ゼリーというやつ。
温と冷をともにいただく。「冷」はぎりぎりシロップなしでいける。
苦いけど、微妙に味わい深さがあるし、ほのかな甘みも感じる。
「温」はかなりきっついかも。やっぱりニオイの問題かな、と。
いや、シロップかけるともちろんけっこういける。
胃がスッキリする感じがけっこういい。
もしかすると「体にいい」という暗示による「プラシーボ(偽薬)効果」かもしれないけど。
ちなみに「廿四味」というハーブ茶をいただいたが、〝ゲロまず〟だ。
ゲロまずって、連れが書いてくれたメモ、そのまんまの表現。
これ、本当にハーブなんだろか、というくらいの一品。
以前来た時に飲んだ、ほかのお茶もかなりすごいお味だったが、
これはちょっと格別。超濃厚のプーアル茶大好きの僕でも、飲むのに苦労した。


で、ちょっと歩いてすぐに隣にある「義順牛乃公司」へ。
佐敦のお店と違って、お店のグッズとか売ってて楽しい。
不細工かわいいウシの柄が入ったシュガーポットを所望する。
300円くらい。けっこういいかも。今になって考えると、小鉢とレンゲも買えばよかった…

  • 「馳名雙皮敦乃」「原質鮮乃」…きょうはコールドでいただく。ホットよりも甘さが引き立つ感じ。ふつう逆の気もするが。
  • 「香滑珈琲敦乃」…コーヒー牛乳味プリン。けっこうビターでおいしい。かなりいけるかも。
  • 木瓜椰汁鮮乃」…パパイヤミルク、これはかなりの絶品。牛乳、ココナツミルクのコクとパパイヤの甘みがマッチしてる。


ダブルデックのトラムにて、金鐘へ向かう。もちろん二階。だってミーハーだもん。
A/X(アルマーニ・エクスチェンジ)にて、お買い物を目論むも、あまりピンとくるの見当たらず、
お散歩にて、というかややさまよいつつ中環へ。
ここらへんで〝甘もの〟依存症の症状が出始める。
甘いものが足りなくて、イライラする、疲れが目立つ。糖尿病? じゃないと思うけど。
で、中環で見つけた「手造甜品」にて、再び甘み補給。食い過ぎだろ。

  • 「鮮芒果加木瓜盤」…マンゴー、パパイヤ盛り。〝君たちキウィ、パパイヤ、マンゴーだね♪〟を歌うと、連れ(28歳)が「何それ?」。ああ、ジェネレーションギャップ、と哀しみに浸る。
  • 「芒果黒糲米甜甜」…字、間違ってる気もするけど、甘く蒸したタイの黒米とマンゴー、ココナツミルク和え。これまた、たまらない。黒米のほのかな甘みが、マンゴーの濃厚な甘さに負けないのがけっこう不思議。
  • 「椰汁敦燕窩」…ツバメの巣のココナツミルク和え。基本メニューだが、ここのはけっこう巣が細かめ。高級品食べたいけど、なかなかお値段がね。


徒歩にてヒルサイドエスカレーターに向かい、足裏&全身マッサージで休憩。
痛がりすぎて、マッサージャーさんに笑われる。
その後、近くの「餃子園」。

  • 「鮮肉韭菜餃」…いわゆる鍋貼ではなく、どれも水餃子。〝子〟がつかないんだな、とふむふむ。豚肉&ニラ餃子。シンプルで美味。
  • 「碧緑素菜餃」…白菜、ニラにキャベツ、春雨など、野菜だけ餃子。でもけっこうコクがある。
  • 「北葱羊肉餃」…マトンとネギの餃子。けっこうくどい。お好きな人にのみお勧めかも。

ちなみに、豚肉餃子は、セロリ、キャベツ、白菜、ズッキーニ!とのコンビネーションあり。ズッキーニはどうよ…


2日目、まだまだ食べるよ。
ピークトラムで夜景を楽しんだ後、スターフェリーで九龍へ。再び「糖朝」②へ向かう。

  • 「豆腐花杏仁露」…シロップ漬けのおぼろ豆腐みたいなやつ。甘みほのか。杏仁汁とのマッチングがけっこう不思議。
  • 「秘製麻蓉湯丸」…黒ごま餡入り白玉入りショウガ湯。ショウガのスパイシーな甘みがナイス。クセになる味。
  • 「楊枝金露」…たぶん今回のベスト甘味。マンゴーの角切り、グレープフルーツ粒、タピオカのマンゴージュース和え。甘み、食感とも絶品としかいいようがないかも。
  • 「芒果海藻涼粉」…マンゴーと海藻ゼリー和え。ブラックタピオカを注文したのに、お米蒸したやつで出てくる。無念だけどおいしいので、許してあげちゃうことにする。


この時点で十分に食べすぎだが、それでももう1軒寄ってしまう。またも「許留山」。

  • 「粒粒芒果爽」…マンゴージュースにマンゴー角切りとアロエゼリー。グアバを注文したら品切れ。残念。
  • 「マンゴープリンのフルーツ和え」…漢字覚えられず。たっぷりフルーツで幸せの極地。
  • 木瓜雪蛤膏」…半切りパパイヤに雪蛤と凍らせたココナツミルク。かなりおいしかったけど、いま考えると微妙に水っぽさも気になる。もう少しココナツミルク濃ければ、絶品なんだけど。

これにて2日目終了。ようやくあきらめ、ホテルへ向かう。さすがに、胃腸ピンチ?