それでも楽しい、絶叫計画

油断してたらすぐ終わるかも?

福岡ドーム横、ユナイテッドシネマ福岡で「最‘狂’絶叫計画」。
パロディホラーシリーズも、第3弾になった。
こういうバカコメディの根強い人気をあらためて実証してるかも。
ま、さすがに打ち止めだろうけど、テンションは前作より上がってる。
90分前後、細かいことは気にせず、何も考えず、ただただバカ笑いする。
後世に残ることはまったくないが、これもまた映画、と思うのだけど。

最終絶叫計画 [DVD]

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最‘新’絶叫計画 [DVD]

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「最終絶叫計画」「最‘新’絶叫計画」のウェイアンズ兄弟は原案にとどまり、
「フライング・ハイ」「裸の銃(ガン)を持つ男」のデービッド・ザッカーに監督がシフト。
「フライング〜」「裸の銃〜」のレスリー・ニールセンが登場し、
ザッカーとはZAZのお仲間、ジム・エイブラハムズ監督の「ホット・ショット」の
チャーリー・シーンも出演。脚本も「裸の銃〜」「ホット〜」のパット・プロフトと、
ある意味、ZAZ印の集大成ともいえるコメディとなった。
ちなみにZ=デービッド・ザッカー、A=ジム・エイブラハムズ、Z=ジェリー・ザッカー
ジェリーは「ゴースト」撮った監督さんだったりするのはけっこう有名。


とはいえ、前2作のテイストを失ったわけではない。
くだらない、ひたすらくだらない。でも、楽しい、あのテイストだ。
主演のシンディ・キャンベル=アナ・ファリスも〝残留〟。
最近は「ロスト・イン・トランスレーション」なんかに出ちゃったりしたけど、
このホームグラウンドに、きっちり帰ってきてくれた。
相変わらずお下劣会話平気でかましてるし。どうも、ありがとう。
今回のストーリーというか、パロディのベースは「サイン」「8mile」「リング」
これに「マトリックス・リローデッド」や「シックス・センス」などなど。
多すぎて、たまに何のパロディだか、わからなくなる。


ここに、けっこう豪華なゲスト出演が加わると、けっこうゴージャス。
間違って当たっちゃった第1作とは、全然スケール違ってる。
チャーリーの奥さん、デニース・リチャーズなんか、結婚後の夫婦初共演らしい。
いいのか、本当にこの映画で…
あとは「シカゴ」で女看守役やってたクイーン・ラティファ
「アンダーカバー・ブラザー」のエディ・グリフィン…
僕はよく知らないけどヒップホップ系のアーティストもたくさん。


そうそう、〝もどき〟なんだけど、MJだって出てる。
そう、男のコ大好きで、すでに鼻の整形手術がやばい状態のあのMJ。
「MIB2」みたいに、ホントに出演とはさすがにいかないかな。
この後、ちょっとネタバレ注意なんだけど、


         ↓↓↓↓


チャーリー=トムの娘に霊が取り付いたシーンで、
華麗に登場するMJ(もどき)と、トムとの会話。
Tom : Come here! What did you do with Sue?
MJ : I didn't touch her, I swear!
Tom : I don't believe you!
MJ : Please, for God's sake! She's a girl!


         ↑↑↑↑         


あっぶねぇなぁ… 
ほかにも危険な描写がたくさんあるけど、訴えられないのかしら?
そういえば、プレスシートには一切MJのこと書いてない。
危ないといえば、第2作「最‘新’〜」が日本公開お蔵入りしかけた原因、
身障者差別ネタも、またやってる。懲りてないな。
黒人差別もバリバリやってるし。KKKネタまで。
もう確信犯だから、許されちゃうのかしら?
まあ、こういう映画をマジメに訴えること自体、馬鹿馬鹿しいということか。
ほんの2日前に読んだ「封印作品の謎」とえらい違いだ。
http://d.hatena.ne.jp/mike-cat/20041007



ストーリーとか、もういいですね。あってなきがごとし。
ひたすら繰り出される、ギャグの嵐を受け止める。
たまにひねったのもあるけど、ほとんどが「とほほ」と苦笑するレベル。
でも、「ひたすら繰り出される」ところにポイントがある。
継続は力なり…
ボディブローのように脳にダメージが蓄積されると、
気付けば抵抗力を失って、爆笑しちゃってるのだ。すごいな。


というわけで、カムアウトします。わたし、ずっと笑ってました。
アメリカのティーンエイジャー並みです。普段偉そうなこといってごめんなさい。
そういえば以前、ファッションセンスも
アメリカのティーンエイジャーの女のコ」といわれた記憶が。
でも、いいの… こういう映画好きだし。
というか、このシリーズDVDまで持ってるし。


ちなみに、けっこう字幕だけでは伝わらない、
笑っちゃうダイアログの一部が、IMDBで閲覧可能。
http://us.imdb.com/
興味のあるかたは是非♪
けっこう勉強になるかも。ウソです。そんなはずありません。