通り一遍? 「朽ちた花びら」

映画の余韻を引きずった上、本そのものの出来も手伝って、
白川通「病葉(わくらば)流れて」の続編、「朽ちた花びら」は、いまふたつ。
朽ちた花びら―病葉流れて〈2〉
あまりにオトコに都合のいい女性描写、
結局普遍的な価値観から自由になれない中途半端さ、
前作にくらべ、迫力、リアルさをはるかに欠く麻雀描写など、乗れない要素も多かった。
読みやすさもあって、一気に読んだが、印象度薄し、読後感悪し、だ。