サーフィンの魔力

mike-cat2004-08-14

渋谷シネマライズで「ステップ・イントゥ・リキッド」。
本編の前に上映される、劇場オリジナルの短編人形アニメシリーズ
こまねこ」が第3話になっていた。
http://www.komaneko.com/


何も言われなかったら、くまと間違われそうなこまねこだが、もうむっちゃかわいい♪
NHKのどーもくんと同じスタッフ製作だとか。
ふにゃふにゃした雰囲気が、何とも味わい深く、
サスペンス系映画の前に見せられると、「ほんわか」してしまって、その後ややきついかも…


ステップ・イントゥ・リキッド」は、
サーフィン映画の傑作「エンドレスサマー」のブルース・ブラウン監督の息子、
デイナ・ブラウン監督によるサーフィン・ドキュメンタリー。
といっても「エンドレスサマー」も「ビッグ・ウエンズデー」も観てないな…
エンドレス・サマー [DVD] ビッグ・ウェンズデー [DVD]
しかし、おもしろかった。やはりサーフィン場面は、
しびれるほどの魅力にあふれている。
波のチューブをくぐり抜けていく映像なんか、
カッコよしぎて、ホント涙が出そうになる。


ドキュメンタリーの骨子は、サーフィンに魅せられ、サーフィンに生きる、
さまざまな人たちのサーフィンスタイル。
だから、子どもから老人、素人からトッププロ、
ミシガン湖などの淡水サーファーから、
テキサス沖のタンカー・サーファー(!)まで登場する。
全編を通じていいたいことはただひとつ、「サーフィン、楽しいぜ!!」。


見終わって思うこと。「サーフィンやっとけばよかった」。
ふだん、あまりこういう後悔のしかたはしないけど、
サーフィンだけはなぜか、こう思ってしまう。
これが、サーフィンの魔力なんだろうか…


高校の時、一度だけ挑戦したことがある。
新島で…(…の意味はお察しください)
レンタルのボード借りて、やってみたはいいが、パドリングの際、
ボードに体が擦れて、とにかく痛い。乳首なくなるかと思った。
2時間くらいやって、何とかボードに立つくらいはできたが、
その頃には、乳首痛くてもうイヤになってた。
うーん、ちゃんとウェットスーツも借りればよかった。
って、それぐらいでやめてりゃ、魔力も何もないか…


サーフィンを題材に使った映画はいくつか観た。印象に残っているのは、
キアヌ・リーブス、パトリック・スウェイズのアクション映画
ハートブルー」(原題〝PointBreak〟)
ハート・ブルー アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD] K-19 [DVD]
K−19」とか撮った、キャスリーン・ビグロー監督だけに、テンポは最高。
ストーリーは、キアヌ演じる刑事が、強盗団の潜入捜査に挑む、というやつなんだが、
スカイダイビングと、サーフィンの場面がガンガン出てくる。
個人的には「スピード」マトリックス」すらしのぐ、
キアヌの最高傑作(アクション系では)と思っているが、
あんまり知られていない。


昨夏公開の「ブルー・クラッシュ」も、カッコよかった。
ケイト・ボスワースミシェル・ロドリゲス演じるプロ・サーファーが、
世界最高峰の〝パイプライン・マスターズ〟に挑戦する青春もの。
これも、すごくサーフィンへの愛が詰まった、いい映画だったと思う。
ブルークラッシュ [DVD]
夏ももう終わりにさしかかったのに、まだ全然海にすら行っていない。
「ああ、海行きたい」との想いを、さらに強くしたが、いつになったら行けるのやら…


予告はマイケル・ウィンターボトムのSFドラマ「CODE46」。
ティム・ロビンスサマンサ・モートン主演で、切ない雰囲気が匂い立つような映画。
こころのトップ3に入れてる「ガタカ」には及ばないだろうけどな、
と思いつつすごく期待。
ガタカ [DVD]
「モンスター」はまだまだ先みたい。
アカデミー賞の時にシャーリーズ・セロンのブスメイクが話題になってたが、
映画の中身もかなりすごそう。予告観ただけで、かなりズシンと来た。
来たんだが、予告でいろいろ見せすぎだよ。
いくら、話が分かっても大丈夫な映画だからって…