Regal Cinemas Rancho Stadium 16で「The Bank Job」

mike-cat2008-04-02



“The true story of a heist gone wrong...
  in all the right ways. ”
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」
「トランスポーター」ジェイソン・ステイサム最新作は、
実話をもとにした、クライム・サスペンス。
ロンドン、ベーカー・ストリートを舞台に、
銀行の金庫破りが巻き起こした騒動の顛末を描く。
ロイヤル・ファミリーのスキャンダルも取り沙汰され、
逮捕者が一人も出なかったという奇妙な事件が題材。


ロンドンでカー・ディーラーを営むテリー=ステイサムは、
ある日旧知の美人モデル、マルティンから、
ベーカー・ストリートの銀行の貸金庫破りの話を持ちかけられる。
事業の金策にも困っていたテリーは、
生涯一度のチャンスと飛びつき、まんまと金庫破りを成功させた。
しかし、その貸金庫に詰まっていたのはトラブルの種だらけ。
ギャングにMI5、ロイヤル・ファミリーまで巻き込む大騒動に…


率直にいうと、英国訛りがうまく聞き取れず、
おそらくウィットを効かせたジョークとか、
英国流のきついシャレが満載だったはずなのだが、やや理解できず。
もともとが、「トランスポーター」や「アドレナリン」みたいなおバカなノリのアクションを期待して観に行ったので、
かなり違和感を覚えながらの観賞とはなった。


しかし、やや暗めの画面の中で、
それぞれの登場人物が暗躍するサスペンスフルな展開はなかなか。
アクション的に派手さはなくても、静かな緊張感が満ちあふれる。
サフロン・バロウズ「再会の街で」)の、あやしい感じの美女ぶりもいいスパイス。
次々と登場するひと癖も二癖もある連中との、コントラストも見事だ。
やや安直にも思えるラストも、実話がもとと思えばあきらめもつく。
ストーリー進行のテンポも含め、全体的なバランスのいい佳作といえそうだ。