TOHOシネマズ錦糸町で「アイ・アム・レジェンド」


?地球最後の男に希望はあるのか。?
リチャード・マシスンの古典SF「地球最後の男」の3度目の映画化。
地球規模の死病感染で、人類が絶滅した後の地球を描く。
廃虚となったNYマンハッタンを舞台に、
ただ一人生き残った男が、人類再生への道を探る―


もし、地上でただ一人の生き残りになったら―
本来は、非常にSFらしい哲学的なテーマの作品なのだが、
この作品に限っていえば、その部分はさほど大きな意味をなさない。
主題はもちろん、ウィル・スミスの?俺さまムービー?である。
?地球最後の男?的な描写もあるにはあるが、
それ以上に×××もののホラー・アクション要素があまりに強い。
まあ、ウィル・スミス主演の映画に哲学的なものを要求するのもアレだから、
別に裏切られた感覚もないし、まあそんなものだろうという感じだが…


じゃあ、そうした部分を納得した上で観るとどうか、という点。
犬のサムがらみのエピソードは正直、
犬猫好きとしては正視に堪えない、という部分もあり、だいぶ微妙。
(予告を観たときから、それが心配でならなかったが…)
アクション的にも、「バイオハザード」と比べてどうかといえば…
?悪くない?程度といったら、ちょっと褒めすぎだろうか。
まあ、期待せずに観れば、程度の作品ではあるかもしれない。