TOHOシネマズ六本木ヒルズで「ザ・シンプソンズ MOVIE」

mike-cat2007-12-30



オハイオとケンタッキー、メイン、ネバダと、
州境を接する(?)田舎町、スプリングフィールド
ホーマー・シンプソン一家は、きょうも町を大騒ぎに…
汚染が進む湖の保護を訴える長女リサだったが、
周囲の理解は得られないまま、汚染は進む一方。
そして、ホーマーの無責任な行動がまたも大騒動に発展する―


おなじみ「ザ・シンプソンズ」、待望の映画化である。
吹き替え版しか観られない人には申し訳ないが、
WOWOW版の声優陣ならともかく、映画版吹き替えはあまりにひどい。
所ジョージ和田アキ子というメンバーを聞いただけでも頭に来る。
それどころか、あの一連の騒動でわかるように、この連中、
作品やオリジナルの吹き替え声優陣に対する愛着も、敬意もない。
字幕吹き替え版は、六本木ヒルズ限定にせず、もっと広く公開すべきだ。


という前置きは別として、この映画は最高に楽しい。
長年見続けているシンプソンズのファンはもちろんのこと、
さほどシンプソンズに精通していない人間でも十二分に楽しめる。
ギリギリのラインを狙った過激なギャグの数々に、
ちょっとした政治的主張なんかも散りばめられていて、
TV版同様、なかなか完成度の高い仕上がりとなっていると思う。
帰り際、パンフレットで小ネタの数々を確認しつつ、
ついでに1stシーズンのDVDボックスでも買いたくなる、ご機嫌な傑作。
何はともあれ、見逃さなくてよかった、と安心するのだった。