第137回芥川賞・直木賞候補発表


そういえば、もうこんな季節だったっけ。
137回の芥川賞直木賞の候補が発表された。
候補に挙がった13人のうち、9人が初のノミネートということで、
主催者の意図が見え見えというか、何となく違和感もあったりして…


とはいえ、新しい選考委員として、
芥川賞には小川洋子川上弘美直木賞には浅田次郎が選ばれるなど、
すこしは新風も期待できそうな気はしなくもない。
早いトコ、慎太郎とか淳一みたいなのを排除してくれれば、
もっともっと、活性化とかしそうな気もするが、
こういう権威ばかりが面白い本探しの近道とも違うし…
などと、とりとめのないことを考えても仕方ない。
とりあえず、選考委員会は、7月17日夕、だそうで。


で、芥川賞候補作。

相も変わらず、というか文芸誌あまり読まないんで、
どれも読んでいない、というのは、まあ毎度おなじみの事態。
松井雪子は、もう4度目の候補だし、そろそろ取らないと。
マンガ家時代にけっこう好きな作家だったので、ぜひ♪


直木賞候補は以下。

北村薫がいまだに候補者に挙がっているのって、
ものすごい違和感を感じてしまうのは、僕だけではないはずだ。
もう、どう考えても格的には、直木賞候補<<<<<北村薫
いままできちんと選んでいない、選考委員の責任大だろう。


とかいって、北村薫のこの作品は読んでいない。
読んでいるのは、桜庭一樹森見登美彦だけなんで、
どうこう言うのも、まあ何なんだったりするのだが、桜庭一樹でお願いしたいな、と。
「赤朽葉家の伝説」は、スケール、読み応えもまさしく大きな賞にふさわしい傑作。
別に大砲巨艦主義じゃないが、こういう作品には〜賞の肩書がよく似合う。
森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」は、まだいいでしょ。
面白かったけど、もっともっと深みのある作品書けるはずだし、なんて。


以上、毎度毎度の勝手な予想、というか、希望をつらつらと…
7月17日を、楽しみに待つことにする。