2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

辻原登「遊動亭円木 (文春文庫)」

〝生死、禍福、怖さと可笑しみが扉一枚、隣り合わせ。〟 「枯葉の中の青い炎」の作者による、 谷崎潤一郎賞受賞の連作短編集だ。 長らく積ん読になっていたのだが、ついに読んでみる。 噺家の遊動亭円木は、真打ちを前に視力を失い、 寄席をすっぽかした挙げ…